こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
あなたは街でデイサービスの送迎車を
良く見かけませんか?
最近は過当競争で倒産してしまうところも
増えてきているようです。
倒産してしまうようなデーサービスに
共通している点は、何の特徴もない
フツーの施設であることです。
それで、デイサービスの経営者も
何かしらの「売り」が欲しいので、
私たち、鍼灸マッサージ師に
オファーを掛けてきます。
今日は、デイサービスのオーナーからの
オファーを受けた先生の事例をシェアします。
—– Original Message —–
藤井先生
これからデイサービスを新規で
展開していこうとしている経営者の方と
知り合いなのですが、その経営者から
「うちの施設でマッサージをお願いしたい!」
という依頼を頂きました。
具体的な内容を聞いたところ、
月曜から土曜日の13時から15時までで、
時給1500円という条件でした。
当院と一緒にデイサービスを盛り上げて
行ってほしいと言われているのですが、
実際どのように関わって行けば良いのでしょうか?
—— End of Message ——
デイサービスは、過当競争と言われるくらい
数が多くて、今の時代倒産する施設も珍しくありません。
当協会にも、デイサービスの経営者から、
「お宅の協会のマッサージ師さんを紹介してくれ!」
という電話が定期的に掛かってきます。
特徴や特色のないデイサービスとしては、
マッサージを客寄せパンダ的な存在として捉え、
「うちのデイに来ればリハビリマッサージを受けられますよ~」
っていうのをアピールしたいのが本音です。
ただ、定期的にデイサービス内で
マッサージをすることで、
利用者さんとの関係が作れます。
その結果、訪問の依頼にもつながる
ケースもありますので
デイサービス内で施術する方向性は
間違っていません。
もし、訪問マッサージに繋がった場合は、
デイサービスのお休みの日、もしくはデイサービスから
帰宅後に自宅で行うことになります。
(※ただし、、、、
私も過去にデイサービスと提携を
したことがありますが、思ったほど、訪問治療(保険治療)の
依頼はいただけませんでした。
理由としては、利用者(高齢者)は、是非とも同じような
マッサージを自宅でもやって欲しいとお声を頂くのですが、
家族がNGを出すというケースが続出しました。
デイサービスは、基本的には家族が日中休むための意味合いが
強いので、マッサージ師が家に来られたら、その時間帯は
ご家族が自宅に居て対応しなくちゃならないということで
拒否される方が多かったためです。)
ただ、月曜から土曜日まで
週6回も施術に入るのは
今後、厳しくなってくるので避けたほうが良いです。
訪問マッサージ・訪問針灸をしている私達は1件につき、
往療距離2kmで3500円程度(施術時間20分)なので、
1500円という安い金額ではなく、強気な
金額で交渉した方がいいですよ。
マッサージの実費治療の
相場料金(10分あたり1000円)程度は
請求してあげてください。
最低でも、1時間当たり5000円程度、
13時から15時の2時間であれば
1万円程度は請求してもいいかなと思います。
もし、時給1500円程度で受ける場合は、
・「1か月に最低2人の保険患者の紹介を頂く」
・「本業が忙しくなってきたら辞める」
などの条件を提示してあげるといいと思います。
開業したばかりの時って、
今までどれだけ治療の経験があっても不安だし、
できるだけ仕事が欲しいということもあり、
ついつい自分を安売りしてしまいがちだと思います。
デイサービスで安い時給で、
都合のいいように使われていると、
せっかく独立してフリーになったのに、
結局は仕事に追われる立場になりかねません。
このあたりを見極めて、
デイサービスさんとはお付き合いされるといいです。
コメントを残す