売上の上限がある中での収益最大化戦略

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

大手企業が
早期退職を推進するような
ニュースを目にしますが、
40代~50代で脱サラして
訪問鍼灸マッサージ事業を
スタートしたい!
という方からの
ご相談が増えています。

個人的には、
すごく良い風潮だと
思っています。

なぜなら、

「今の時代ほど、
 起業の追い風が吹いている」

時代はないからです。

人生100年時代の中で、
定年後の年金だけでは
生活できませんので
65歳以降も何かしらの
仕事をしなくてはなりません。

その時、死ぬまで
イヤな仕事を続けるのは
キツイです。
なので、早かれ遅かれ
タイミングが来た時に
「起業」するという
選択が普通になるでしょう。

「終身雇用の崩壊」
(45歳定年説?)

「起業のリスクは
 意外と低い」

65歳まで会社が
守ってくれなくなり、
起業のリスクも
大したことないと
気付いたら……
自然と、起業する人は
増えてくるはずです^^

もちろん起業はラクチン!
というわけではありません。
起業したら決まった給料も、
夏と冬のボーナスもありません。

ただ、訪問鍼灸マッサージ事業で
起業したら「毎月がボーナス」
という位の金額を
稼ぐことが
可能な職業だと思っています。

せっかくリスクを
背負って独立開業
するのだから、
「独立開業で1000万!」
と思っている人もいれば、
鍼灸マッサージ業は副業として
「月に30万円程度だけでも十分」
と思っている方もいるでしょう。

売上目標額は
それぞれでしょうが
あなたは、
訪問マッサージ・訪問鍼灸をやって
どれくらいの
目標金額を考えていますか?

ゴール(目標)を見定め、
その為に今は何をして、
来週までに何を達成して、
1ヶ月後にはこうなっている、
その結果として1年後には
この位の年収にしたいと、
具体的なプランを
決めていく必要があります。

訪問マッサージの場合、
1人の施術者が
1日に出来る患者さんの
最大人数は10人程度です。

施術時間を短くしたり、
施術前後の患者さんとの
コミュニケーションを
省略すれば
1日に15人程度の
施術も可能ですが、
雇用している場合は
施術者に負担がかかるので
お勧めできません。

20~30分の
訪問施術で4000円で
1日最大で10人に
出来るとして、
1か月の営業日数を
21日で計算します。

4000円×10人×
21日≒84万円/月

これが、一人の施術者が
訪問鍼灸マッサージ
治療(保険治療)を
して得られる収入の
限界です。

そして、この金額から人件費、
治療院の家賃やら
電気代やら携帯電話代や
ガソリン代などを
引いた金額が、あなたの
収入の限界になります。

これにどれだけ近づけるか?
が勝負になるわけです。
それを達成するために、
何をすればいいのか
明確になっていますか?

もし、仮に自分の
掲げる目標収入が
1000万/年として
それに到達していない場合は、
次の3つのポイントを
考える必要があります。

1:そもそも患者さんの数が
  少ないのでは?

 →例えば、月に84万の
  売上目標でしたら
  患者さんの数は
  最低でも20名程度は
  必要です。
  その数に達して
  いないのであれば、
  まずは集患活動に
  力を入れることになります。

2:1回あたりの
  施術単価が低いのでは?

 →患者さんの数も
  20名程度居るのに、
  目標売上に
  到達していない場合は、
  1回あたりの施術単価を
  アップ出来ないかを考えます。

  例えば、
  訪問マッサージの他に
  慢性的な疼痛がある方には
  保険での鍼灸治療を勧めたり、

  関節に著しい
  変形がある場合は、
  「変形徒手矯正術」を
  行うことにより
  施術単価を
  アップさせる事は可能です。

  また、訪問鍼灸の
  場合も保険での
  鍼灸治療の他に、
  実費での整体治療などを
  組み込めば
  施術単価アップは可能です。

3:リピート回数が少ないのでは?

 →訪問マッサージ
  (訪問鍼灸)の場合は、
  同意書を取って
  施術開始となれば、
  リピートは
  ほぼ保証されます。

  ただ、週に1回と
  週に2回では、
  売上の差は2倍に
  なってしまいますよね。

  他の先生等の話を
  色々と聞いたり、
  わたし自身の
  実体験を含めて言うと、
  訪問マッサージ
  (訪問鍼灸)の治療回数は
  週2回がベストだと思います。

  治療の継続率や
  症状の改善率(維持率)や
  患者さんの満足度など
  色々な面を考慮すると
  やはり、週2回の
  ペースで継続して
  治療を行っていくことが
  患者さんにとっても
  施術者にとっても
  良いと思います。

  誰でも彼でも無理やり
  週に2回の治療を勧めるのは
  おかしいですが、
  もし週1回か2回で迷っている
  患者さんがいたら
  次のように
  言ってみてください。

  『最初の1ケ月は、
   こちらとしても
   ○○様の症状を
   しっかり見て行きたいので
   週に2回の治療を
   お薦めしております。
 
   1ケ月経過した段階で、
   症状が落ち着いてきたら
   改めて治療回数などに
   ついて検討して
   行けたらと思いますが、
   いかがでしょうか?』

   と。

   こう言うと、
   だいたいの患者さんが
   週2回の治療を受け入れて、
   1カ月後も同じように
   週2回で継続と
   なるケースが多いです。

   こういった、ちょっとした
   一言を言うだけで
   売上が2倍になることも
   あるので、
   リピート回数が
   少ないかなと
   思っている場合は
   参考にしてみてください。

このように、

1:患者さんの数
2:施術単価
3:リピート回数

を常に考えて
自分の目標売上に
近づけるために
日々努力していく
必要があります。

上記の方法の他にも、
1日の営業時間を増やしたり、
1か月の営業日数を
増やすことで、
収入の限界値が上がります。

また、家賃やガソリン代や
携帯電話代などの
経費を減らすことでも、
限界値を上げることが
できますね。

もちろん、患者さんの
入院や通院などにより
予約表が毎日
100%びっちり埋まることは
なかなか難しいので、
最大人数の8割くらいが
収入の限界に
なってくると思います。

そして、
訪問鍼灸マッサージ業で
更に限界値を上げるには、
スタッフを雇い、
人数を増やすしかないわけです。

小予算で始められて、
店舗もいらない、
大きな借金も
する必要がないのが
訪問マッサージ
(訪問鍼灸)起業の
最大のメリットです。

その最大限の
メリットを活用して
上手く起業して事業が
軌道に乗ったら
しっかりと固定費投資
(ヒト、店舗、借金)を
考えてもいく流れに
持って行くと良いです。