こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
院長をしていると
必ずぶつかる壁、
それが「施術者採用」です。
訪問治療院業界に
長年携わってきた中で
1年間の中で施術者の
転職市場が大きく動く時期が
3回あることに気がづきました。
1つ目は、
新年度の4月から
新しい職場て働きたい施術者たち。
彼らは、
2~3月に掛けて転職活動をします。
2つ目は、
年明けの1月から
新しい職場で働きたい施術者たち。
彼らは、年末のボーナスを
貰うことを考慮しながら
10~11月にかけて転職活動をします。
そして3つ目は、
お盆休み明けのタイミングです。
彼らはお盆休みの時期に
学生時代の同級生や
地元の仲間と交流する機会があります。
そこで、他の人の話を聞いて
「もっと良い職場に転職したい」と思って
積極的に活動します。
なので、この時期を見極めて
しっかりと採用活動の
対策をすることが求められます。
ところで、あなたの院では、
施術者採用面接は
どんな流れになっていますか?
一次面接はベテラン施術者や
マネージャー、
二次面接は、現場施術者との交流、
最終面説で、ようやく院長が登場…。
もしそうなら、
それはかなり危険信号です。
なぜなら、採用は
現場任せにしてはいけないからです。
理由は単純。
院の未来を変えるのは、
院長の目しかないから。
現場スタッフは日々の施術に忙しい。
だから、どうしても
「今のチームとの相性」や
「自分のやりやすさ」で判断しがちです
結果として、
・自分より優秀な人を無意識に落とす
・波風立たない無難な人を選ぶ
・本当に必要な“将来の柱”を見逃す
こんなことが現実に起きます。
採用は投資です。
目の前の1~2ヶ月ではなく、
3年後に売上と院の評判を作る行為です。
採用においては、
・何人採用できた
・何人の応募を獲得てきた
といった指標で
評価されがちですが、
採用の本当の成功は、
「2~3年後に現場で
活躍している施術者を何名採用できたか?」
で、決まるべきものです。
その判断を人任せにする…これはもう、
自分の財布を他人に預けて勝手に
聞いたこともない
企業の株を買われるようなものです。
そしてもう一つ、
院長が一次面接に出るべき
大きな理由があります
それは…。
スピード勝負に勝つためです。
想像してください。
「この人だ!」と思う、
技術も人柄も完璧な
応募者が面接に来たと
あなたが最終面接で会う頃には…
他の治療院から
「うちに来ませんか?」と
口説かれている可能性大
カワイイ、カッコイイと
言われるような芸能人には
沢山のファンがいるのと同様に、
あなたが”良い”って思った施術者は
他の近隣エリアの院長も
良いと思っている可能性が
極めて高いから
優秀な施術者は判断が早い。
同じく判断の早い経営者を好みます。
だから
一次面接でその場に院長がいれば、
「よし、来週から一緒に働きましょう!」
この一言で、採用競争に
勝てる可能性があがるのです!
さらに、院長面接には
もう一つの武器があります。
それは”熱量”。
訪問鍼灸マッサージは、
ただの「仕事」ではなく、
患者さんの生活を支え、
人生を変えるサービスです。
この理念や想いを、
心から語れるのは院長だけ。
現場スタッフや人事担当では、
ここまでの熱は伝わりません。
僕が見てきた成功院長は、
例外なく一次面接から全力で関わり、
「この人となら一緒に戦える!」と
思えばその場で採用を決めてい
「忙しいから現場に任せる」
「面接は後でまとめてやる」
この考え方は、優秀な人材を
自ら門前払いしているのと同じです。
採用は“院の未来の生命線”です。
一人の採用で、
売上・患者数・スタッフの士気まで
変わります。
ぜひ、今日から
採用の流れをこう変えてください。
・一次面接は必ず院長が担当
・その場で内定を出せる権限を持つ
・最終的に現場と
顔合わせして相性を確認
これだけで、
あなたの院の未来を支える
“宝”を逃す確率は激減します。
採用は現場任せにせず、
院長自らがグラウンドに立ち、
バットを振ってください。
その一振りが、
院の未来を大きく変えるのです。