こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
いや~、正直びっくりしました。
「うちは、気温が
35度を超えたら…
“灼熱手当”を出しています」
そんな訪問マッサージ院の
院長さんと
お話しする機会がありました
これ、求人条件の一つなんですよ。
そのうち…
「猛暑日は
全員タクシー移動OK!」
なんて院も
出てくるかもしれません^^;
10年前や20年前と違って
7月~8月は35度以上の
猛暑日が当たり前になり、
外での移動は
体力的にもリスクが増えました。
訪問鍼灸マッサージは、
寒い2月や暑い
8月も売り上げの変動が少なく
安定している事業ですが…。
それは、寒い・暑い関係なく
施術者さんが
移動して患者さん宅や
介護施設に伺うから
実現できることです。
施術者さんも人間なので、
寒い日は出たくないし、
35度を超えるような真夏日は
外に出たくないものです。
そんな中で「昔の条件」のまま
「応募がない…」と嘆くのは、
例えるなら、真夏の炎天下に
冬物コートを着て
走り回るくらい無謀です。
じゃあ、
どうすれば応募が集まるのか?
答えはシンプルで、
世の中の変化に合わせて
「条件をアップデート」
することも
1つの選択肢になります。
例えば…
・猛暑日(35度以上)は
1日○○〇円の灼熱手当
・熱中症対策休憩の導入
(7月、8月は施術件数を
1日7件を上限
・真夏期間は
訪問ルートを朝夕にシフト
こうした一見「やりすぎ」に
見える制度を入れるだけで、
応募数が
増えたという声も届いております。
経営者からすると
「ただでさえ
高い月給払っているのに、
更にそんなことまでするの?」
と思うかもしれません。
でも、それが
“今の働き手”の基準なんです。
「条件を変える=経費が増える」、
と思うかもしれませんが、
人が集まらなければ
売上も生まれない。
だったら、採用に
直結する条件改善は“投資”です。
考え方を変えるのは、
院長の仕事です。
そして、そのスピードが
遅い院から
人材市場では淘汰されていく。
もしあなたの院が
「応募が来ない」
「人が定着しない」状況なら、
まずは求人条件の
アップデートを
真剣に検討してみてください。
炎天下でも安心して
働ける環境を用意できれば、
それだけで
他院との差別化になりますし、
優秀な人材が
「ここで働きたい」と思ってくれます。
“灼熱手当”は、
ただのお金じゃない。
「あなたの健康と
働きやすさを守ります」という
メッセージなんです。
さて…あなたの院の条件、
今現在の現実に追いついてますか?