収入の上限がある中での拡大戦略

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

さて、僕はこういった
SNSなどを通して
訪問マッサージ・鍼灸事業での
独立開業を強くすすめています。

日々行っているコチラの
個別相談では、

https://houmon-massage.jp/owner/soudan.pdf

日々、勤務施術者の方や
脱サラ希望の方や
副業開業希望者などの
相談を受けていますが、

”背を押してほしい”

という方も
沢山いらっしゃいます。

彼らの背
押してあげるような
お話をすることが多いですが、
それは、結果が
出ているからではありません。

ただ、たった1度の人生で
”勤め人で終わりたくない!
 絶対に独立起業したい!
と思っているのであれば、
低予算でスタート出来る
訪問鍼灸マッサージ事業は
やらないよりやったほうがいいし、
やらない人は
取り残されるという確信から
を押すように勧めています。

勧めている以上、
リターンだけでなく、
リスクについても
お話するのが当然だと思っています。

過去何度も書いていますが、
訪問マッサージ・鍼灸の
個人開業は
大きなリターンもありますが、
リスクもいくつかあります。

そのうちの一つが
上限が決まっている、
というビジネスだということです。

例えば、施術者さんが独立開業した場合、
どんなに若くて体力があっても、
自分で担当できる
患者さんは30名程度で、
あとは、自分の体力の低下や
モチベーションの低下などによって
パフォーマンスが低下していきます。

例えば、
1人でやっている、
訪問マッサージ院を
例に考えてみましょう。

平均施術単価
4000円の訪問施術を
1日最大で10人に出来るとして、
1か月の営業日数を
25日(日曜日休み)で計算します。

4000円×10人×25日=
100万円/月

1年間働くとすると

100万×12か月=
1200万円/年

ただ、経営をしていく
患者さんの急なお休み、
大雪や台風による
キャンセルなども
ありますので、
ザックリ90%程度の
掛け目を考慮すると

1200万×90%=1080万/年

これがこの
訪問鍼灸マッサージ師が
一人で作れる
売り上げの上限です。

そして、この金額から
ガソリン代、鍼代、モグサ代、
ケータイ料金、賠償保険金、
などの必要経費を
差し引いた金額が
あなたの収入上限になります。

この上限にどれだけ近づけるか?が
勝負のポイントとなるわけです。

訪問マッサージの場合は、
施術単価を上げるために、
変形徒手矯正術を取り入れたり、
同意書を5部位で貰ったり、
週1回を週2回の
施術回数に増やしたり、
1日の営業時間を増やしたり、
土日祝日無しのスタイルで
1か月の営業をしたりすることで
売り上げの限界値が上がります。

当協会の会員さんのには、
売り上げの限界値の常識を超えて
お一人で、月商150万ほどを
キープしている方も
複数いらっしゃいます。

ただ、やはり患者さんが増えると
それに付随する
事務的な業務も増えますし
自分の時間を
確保できなくなるという
ジレンマも発生しますので、
この辺りは
考えどころだと思います。