シニア起業でガッチリと!

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

あなたの周りでも、
「人生100年時代」という
キーワードを耳にする機会が
増えてきたと思います。

これまでは60歳で定年になり、
その後の余生を過ごすという
ライフプランが一般的でしたが、
長寿化が進み、
70歳、80歳になっても働き続ける
「人生100年時代」が
訪れようとしています。

その時代背景からか、
訪問マッサージ院を開業したいという
オーナー様の年齢層も
60才前後の方が増えて来ています。

比較的早い時期に会社を退職し、
「第二の人生」を起業家として
スタートする方が多いようです。

以前に、
「なぜ、起業家としてスタートするのですか?」

と直接オーナーさんに
聞いてみましたところ、

その当時は
『国が、シニア世代の起業を応援しているから』

という答えをいただくことがあります。

”国が応援してくれる?”

どういうことだろうと
疑問に思っていたのですが、
どうやらその当時は
『中途採用等支援助成金
 (生涯現役起業コース)』
という助成金があり、
それを活用するケースが多かったためです。

※現在、この助成金は
 廃止となってしまっています…。残念!!

国としても、年金に頼らず元気に
生涯現役を
全うしてほしいという所だと思います。

現在日本は、少子高齢化が深刻化しています。

持続的に経済成長を
実現させていくためには、
年齢という概念なく多くの方が、
長く働ける環境に
していかなきゃいけないのです。

でも、トヨタ自動車や経団連が
「終身雇用は無理!」
と言っているように、
どんな大手企業であっても
ずーーっと社員を雇用し続ける
スタイルは限界が来ているのです。

今までは60歳が定年でしたが、
これからは45歳で定年というのが
一般化されていくことでしょう。

先ほど明記した施策では
会社に頼らず、自分で頑張る人は
国も応援するよ!ということで
平成28年4月に
「生涯現役起業支援助成金」という
名でできた比較的新しい助成金が、
平成31年4月に
「中途採用等支援助成金
 (生涯現役起業コース)
という名称へ変更されていました。

この助成金は、
40歳以上の起業家の方が対象で、

・これから開業・起業を行う
・開業、起業を開始して間もない

上記のいずれかに当てはまる場合に、
「雇用・採用、教育訓練に関する費用」
の一部を助成されるものでした。

条件に合致すれば、
最大200万円程度の助成金が
頂けていたようです…。

今回は、
過去の助成金施策を
取り上げましたが、
その他にも助成金や補助金、
融資などのシニア起業の方向けのものを
現在でも探せばありそうですね。

訪問マッサージ院でもオーナー様や、
施術者様も年齢層が
幅広い分野になっているため、
これから日本を支える事業の
1つだと考えております。

ぜひ開業をお考えの方は、
こういった助成金・補助金・融資など、
さまざまな制度を活用いただき、
有意義な「第二の人生」を
歩んでいただきたいと思います。