ひとり先生 vs 組織化治療院

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

ひとり治療家の価値 = 希少性

・訪問治療ビジネスの価値=組織

とはよくいわれます。

ひとり治療家としての価値とは
要するに個人ブランドを確立することです。

「地元であの先生にしか出来ない施術」

「あの先生じゃなきゃダメなの」

と言われるような
唯一無二のポジションを作り
いかに他の施術家との
違い(差別)を見せて、
「誰にもない独自性」を打ち出し、
ケアマネ営業や情報発信をすることで、
希少性を作っていきます。

一方で、組織は真逆の世界です。

いかに、

「誰でもできる施術に簡潔するか?」

「あの先生じゃなきゃダメと
 ”言わせない”ためにどうするか?」

をしていくことになります。

今まで、ひとり治療家として
売上を作るやり方とは
全く別のやり方を学ばなくてはなりません。

そりゃ最初はいいんですよ。
もちろん。

国家資格を持っている先生であれば、
その資格を生かして
小資本でスタートでるのが
訪問鍼灸マッサージの
最大の魅力の1つですからね。

また、ひとり
頑張っている間は金銭リスク低いし、
借金などで家族や周囲に
迷惑をかけることもないですから。

一方で、人を雇えば
給料を払わなければならないですし、
その人たちのスペースとして
事務所も必要ですし、
三輪バイクやら白衣やら机やらipadやら
パソコンやら交通費やらガソリン費やら
賠償保険料や教育費やら研修費で、
経費が信じられないほど
ガンガンに出て行きます…。

人を雇うと、
その人の給料の2倍の

経費がかかると言われています。

なので仮に
月給30万円の人をひとり雇ったら、
ザックリ60万円程度の経費が、
なんだかんだとかかってきます。

「自分の給料の3倍稼いで一人前」

と言う言葉は、ここが根拠にあるのです。

もちろん人を雇うことは、ある意味、
その人の人生の
半分以上を引き受けることになります。

1日24時間の中で
8時間睡眠している場合は、
起きている時間の16時間のうち
半分の8時間は自分の
仕事をしてくれるわけですから。

当然ながら、それ相応の
責任を背負い込むことになります。

「そんな、人の人生の
 責任なんて絶対負いたくない。
 自分は自由奔放で、
 誰にも縛られない人生を送りたい。」

という考え方は、当然あると思います。

ただ、責任を受け入れるとは、

「責任を受け入れる人は、
 最も実り多い人生を過ごす人である。」

「責任を受け入れることは、
 挑戦を受け入れることである。」

「挑戦を受け入れることは、
 すばらしい成果を迎え入れるために、
 扉を開くことである」

という言葉もあります。

責任を受け入れる人とそうでない人、
どっちがカッコイイか!?

そーゆー視点で考えても
いずれひとり治療家のフェーズから脱して
訪問治療ビジネスとして、地域の
より多くの人に、価値を届けるためには
組織」は絶対に必須になります。

組織」というのは、要するに

「個人の力に頼らない、
 チームやシステムによる価値の提供」

ということです。

新規集客(リアル営業、ネット営業)、
リピート対策といった一通りの
マーケティング能力をつけたら、
それを、こっそり一人で抱え込むのではなく、
他の人に開放して任せていく。

組織するには、
「覚悟」が必要です。

人間は「覚悟」をすることで、
成長することができます。

「自分は自分の人生の責任を引き受ける」

と心から納得することができると、
人の器が大きくなるので、
その器に入ってくる収入もあがるし、
売上規模も自然と
大きくなって行きます。(コレ本当です^^)