訪問マッサージFC契約前に保留したい収益モデルの真実

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

「やってみないとわからない」

確かにそう思える場面があります。
どちらに転ぶか
わからないことはあります。

例えば、2024年の
大リーグのワールドシリーズ
「ドジャース vs ヤンキース」
世界最高峰の実力者同士の戦いで
お互いの実力が
拮抗する選手同士の勝負です。

結果的には、
ドジャースが
4勝1敗で優勝しましたが、
ワールドシリーズ開幕は、
ヤンキース有利の声も多く
どちらが勝つのか
やってみないとわかりませんでした。

しかし、ビジネスの世界では
そうでもありません。

やらなくても
わかることがあるのです。

先日、介護事業で
大きな売上・利益を上げている
経営者さんからから相談を受けました。

相乗効果が狙えるので、
訪問マッサージ
フランチャイズに加盟しようと
思うがどうだろうか?

既存の介護事業で売上・利益が
出ているとはいえ
多くのスタッフと共に
苦労して稼いだ利益を
多額の加盟金と永続的に続く
ロイヤリティ・手数料の支払いに
相当額を投じようとしています。

本人曰く、

「この程度の金額は
 許容範囲のリスクだと思っている」

とおっしゃっていました。

その社長にとっては、
たいした数百万~数千万という金額は
たいした金額ではないのかもしれません。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

「やってみないとわからない」

まさのこの社長も
このフレーズを言いました。

しかし、訪問マッサージ
フランチャイズ
加盟しなくても
分かるのではないかという点も
多々あるはずです。

なぜなら、フランチャイズ業者の
営業マンの説明を鵜呑みにせずに
自分自身で最低限の
リサーチをすれば、
多くのことがわかるからです。

例えば、、、

患者さん1人当たりの
月の施術単価を34000円とする。

売上については単純に
34000円×患者数
になる。

月商100万を超えるには
患者数は30名必要になる。

34000円×30名=102万円(売上)

一方経費は?

施術者の人件費
事務所の家賃
水道光熱費
通信代(携帯電話)
車両関係(ガソリン等)

の事業を運営していく経費に加えて
フランチャイズ本部に
払う経費として

HP管理費+税
レセコン使用料+税
ロイヤリティ+税
事務手数料+税
精算手数料+税
ipadレンタル費+税
その他+税
などで
ざっくり22万円程度の支払い・・・。

あれ?
100万の売上を作っても
手残りがほどんど残らないぞ・・・。

では、患者数60名で
月商が200万になったときは?

HP管理費+税
レセコン使用料+税
ロイヤリティ+税
事務手数料+税
精算手数料+税
ipadレンタル費+税
その他+税
などの中で売上に連動して
支払額も多くなるものもあるので
ざっくり、40万程度の支払い・・・。

あれ?
200万の売上を作っても、
自分の役員報酬(月給)を
貰えるほど利益は残らないぞ・・・

というのは、やるから
おおよその把握は出来ます。

つまり、

「やってみないとわからない」

はウソで、

「やるからある程度の数字は把握できる」

そして、

FCを辞めようと思った際には
 本部と必ず揉める」

というのは始めるから
分かっているはずです。

訪問マッサージフランチャイズ
加盟することで把握できるリスク、
予想できる結果に
「やってみないとわからない」と
飛び込むことは無謀な行為です。

失うものは利益だけでなく、
その利益を生み出すために
一緒に頑張ってきた
スタッフさんたちの信頼も失います。

とはいえ、リスク・リスク・
リスクばかりに目を向けて
結局、動けなくなるのも良くありません。

可能性のある
リスクにも冷静に評価し、
しっかり準備するのは当然のことです。

リスクに恐れにすぎて
一歩も踏み出さなければ、
成長の機会を
逃し続けてしまいますからね。

上手くいく人は、
未知の領域に飛び込む勇気を持ち、
失敗を学びに変える力を備えています。

「やってみないとわからない」

ではなく、事のリサーチとと
積極的な行動力のバランスを慎重に、
利益や人間関係の
豊かさを実現することが重要です。