訪問マッサージの料金はいくら?健康保険適用時の自己負担額を実例で解説
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訪問マッサージの料金はいくら?健康保険適用時の自己負担額を実例で解説
「訪問マッサージは、1回いくらかかるの?」
「健康保険を使えば、安く受けられる?」
「週2回お願いすると、月にいくら必要?」
訪問マッサージを検討している方やご家族の中には、
料金が気になっている方も多いのではないでしょうか。
訪問マッサージは、条件を満たせば健康保険を使って受けられます。
たとえば、健康保険が適用され、5部位のマッサージを自宅で受ける場合、
1割負担なら1回465円となるケースがあります。
この記事では、2026年7月からの料金をもとに、
1回あたりの費用や月額の目安を具体的にご紹介します。
健康保険を使える条件や、利用前に確認したいことも説明します。
訪問マッサージの料金は1回いくら?
訪問マッサージの料金は、健康保険が使えるかどうかで大きく変わります。
健康保険が適用される場合、患者さんが支払うのは、原則として料金の1~3割です。
自己負担割合は、年齢や所得などによって異なります。
健康保険を使うと、自己負担はいくら?
具体的な例を見てみましょう。
次の条件で訪問マッサージを受ける場合を考えます。
- 自宅への訪問で、同じ建物内に施術を受ける方がほかにいない
- マッサージを5部位受ける
- 1回の療養費総額が4,650円
- 明細書発行加算10円含まない
- ほかの加算や助成は含まない
この場合の自己負担額は、次のようになります。
| 自己負担割合 | 1回あたり |
|---|---|
| 1割負担 | 465円 |
| 2割負担 | 930円 |
| 3割負担 | 1,395円 |
※2026年7月改定後の料金による計算例です。
この金額は、あくまで一例です。実際の料金は、マッサージを受ける部位の数や訪問先の状況、加算の有無などによって変わります。
週2回、月8回受けるといくら?
同じ条件で、週2回、月8回利用した場合を計算してみましょう。
| 自己負担割合 | 月8回の合計 |
|---|---|
| 1割負担 | 3,720円 |
| 2割負担 | 7,440円 |
| 3割負担 | 11,160円 |
たとえば、1割負担の方なら、月8回で約3,720円となります。
ただし、すべての方がこの金額になるわけではありません。
利用前に、自分の場合の1回あたりの料金と、1か月の合計額を確認しておくと安心です。
健康保険が使えるのは、どんな人?
訪問マッサージは、希望すれば誰でも健康保険を使えるわけではありません。
医療上マッサージが必要と認められる症状があり、医師の同意などの条件を満たす必要があります。
筋肉のまひや関節の動かしにくさがある方
健康保険の対象となるのは、主に次のような状態の方です。
- 筋まひ:筋肉を思うように動かせない
- 筋萎縮:筋肉がやせて細くなっている
- 関節拘縮:関節が硬くなり、動かせる範囲が狭くなっている
たとえば、脳梗塞の後遺症で手足にまひが残っている方や、
病気によって関節が動かしにくくなっている方などが該当する場合があります。
ただし、病名だけで判断されるわけではありません。
実際の身体の状態をもとに、医療上マッサージが必要かどうかが判断されます。
肩こりや疲労回復、リラクゼーションだけを目的とする施術は、健康保険の対象にはなりません。
医師の同意書はどうやってもらう?
健康保険を利用するには、原則として医師の同意書が必要です。
利用までの流れは、一般的に次のようになります。
- 訪問マッサージを行う施術所に相談する
- 身体の状態や、保険利用に必要な条件を確認する
- かかりつけ医などに、マッサージの必要性を相談する
- 医師の診察を受け、必要と判断されれば同意書を作成してもらう
- 必要な手続きを確認して、利用を始める
同意書の用紙などを用意してくれる施術所もあります。
なお、医師が同意書を発行したからといって、必ず保険が適用されるわけではありません。
最終的な保険給付は、制度上の条件を満たしているかによって判断されます。
自分で通院できる人も保険を使える?
ここは間違えやすい点です。
マッサージそのものに健康保険が使える条件と、自宅へ訪問する費用が認められる条件は別です。
たとえば、筋肉のまひがあり、医療上のマッサージが必要な方でも、
自分で施術所へ通える場合は、原則として訪問にかかる費用は保険の対象になりません。
一方、一人での歩行や外出が難しい方などは、訪問が認められる場合があります。
「家まで来てほしい」という希望だけでは、保険による訪問の対象にならないこともあります。
通院が難しい理由を、医師や施術所に具体的に伝えてみましょう。
訪問マッサージの料金は何によって変わる?
同じ訪問マッサージでも、利用する方によって料金が違うことがあります。
主に関係するのは、施術する部位の数と、訪問先の状況です。
マッサージを受ける部位の数
健康保険によるマッサージでは、身体を次の5つの部位に分けて考えます。
- 胴体
- 右腕
- 左腕
- 右脚
- 左脚
これらのうち、医師が施術を必要と認めた部位などが保険の対象になります。
施術する部位が増えると、料金も変わります。
ただし、必ず5部位のマッサージを受ける必要はありません。
身体の状態に合わせて、施術する場所を決めていきます。
自宅と施設では料金が違うことも
訪問マッサージは、自宅だけでなく、入居している施設などで受けられる場合もあります。
ただし、同じ建物で同じ日に複数の方が施術を受ける場合は、訪問施術料の区分が変わることがあります。そのため、自宅で受ける場合と施設で受ける場合で、料金が異なることがあります。
施設に入居している方は、施術所に自己負担額を確認しておきましょう。
2026年7月の料金改定で何が変わった?
訪問マッサージの健康保険による料金は、2026年7月1日から改定されています。
たとえば、1人の患者さんを訪問して5部位のマッサージを行う場合、
訪問施術料は4,550円から4,650円になりました。
さらに、条件を満たして明細書を無料で発行した場合は、10円の加算があります。
この場合、療養費の総額は4,660円です。
1割負担なら、1回あたり466円となります。
また、2026年7月からは、同じ月の16回目以降の施術について、
一部の料金を通常の50%として計算する仕組みも導入されています。
ただし、施術が必要な回数は、料金だけで決めるものではありません。
また、16回目以降の請求額がすべて一律に半額になるわけでもありません。
週に何回受けるか迷っている場合は、身体の状態を確認してもらい、施術者と相談しましょう。
健康保険が使えない場合はいくらかかる?
健康保険の条件を満たさない場合は、自費で訪問マッサージを利用する方法もあります。
自費施術の料金は、施術所ごとに異なります。
たとえば、1回5,000円の施術を月8回受ける場合は、月額40,000円です。
これは料金をイメージするための計算例であり、全国共通の料金ではありません。
施術時間や訪問料金、キャンセル料なども含めて確認しましょう。
介護保険は使える?
健康保険による訪問マッサージは、介護保険の訪問リハビリとは別の制度です。そのため、健康保険の条件を満たして利用する場合、原則として介護保険の支給限度額には含まれません。
ただし、介護保険を利用しているだけで、訪問マッサージも自動的に保険適用になるわけではありません。
訪問リハビリは、理学療法士などが自宅で歩行や日常生活の動作を練習するサービスです。
訪問マッサージは、国家資格を持つ「あん摩マッサージ指圧師」が、
医療上必要とされるマッサージなどを行います。
それぞれ役割が異なるため、身体の状態や困りごとに応じて検討しましょう。
利用する前に確認しておきたいこと
料金について後から困らないよう、申し込む前に次のことを確認しておきましょう。
- 健康保険を利用できる見込みがあるか
- 自己負担割合は何割か
- 1回あたりの料金はいくらか
- 月に何回受けると、合計いくらになるか
- 訪問にかかる費用が料金に含まれているか
- 初回や書類の更新時などに費用が発生するか
- キャンセル料や自費の追加料金はあるか
- 支払い方法は何か
料金だけでなく、施術を担当する人が国家資格を持っているか、
身体の状態や希望を丁寧に聞いてくれるかも確認してみてください。
健康保険を使う場合は、同意書の更新についても施術所に聞いておくと安心です。
まとめ|訪問マッサージの料金は、保険適用と利用回数を確認しましょう
訪問マッサージは、健康保険が適用される場合、自己負担が原則1~3割になります。
たとえば、5部位の訪問マッサージを月8回受けるケースでは、1割負担で月3,720円となる例があります。
ただし、実際の金額は施術する部位や訪問先などによって異なります。
また、健康保険を利用するには、医療上マッサージが必要と認められる症状や、医師の同意などの条件があります。
まずは、自分の場合に保険が使えるか、月にいくらかかるかを施術所に確認してみましょう。
費用と身体の状態の両方を相談しながら、無理なく利用できる方法を考えていきましょう。
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