こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今日は、現場の効率アップに関して
ちょっと「耳が痛い」かもしれない
お話をさせてください。
訪問鍼灸マッサージの院長先生は、
日々の業務が多岐にわたりますよね。
施術の合間に…
・レセプトのチェック
・スケジュールの調整
・スタッフの相談対応
・ケアマネとの電話応対
・そして新規患者さんの段取り…
気づけば「あれ?今日もう終わり?」
みたいな毎日。
だからこそ、自然とこうなる。
「自分のやり方が一番早い」
「この流れでずっとやってきたから大丈夫」
…でも、それが落とし穴なんです。
最近、ぼく自身が
まさにそういう体験をしました。
直営院で
「新規患者の初回訪問セット」を
作る作業があります。
元々、2005年開業して以来
ひとり院長時代はずっとやっていた方法で、
問診票や同意書や必要書類などを
手作業でまとめていたんです。
スタッフに頼まず、
「慣れてるし早いはずだ」と思って。
でも…
なんと1件分の準備に
30分以上もかかっていた。
でも、この生成AIが発達している時代に
「いや、なんでこんなに
時間取られてんの…?」と
さすがに我に返りました。
そこで、ふと
現場スタッフに聞いてみたんです。
「これ、いつもどうやってる?」
そしたら返ってきたのが、
Googleフォームや
スプレッドシートや印刷テンプレートを
上手く組み合わせているのです。
更に、chatGPTを
絡めることでより効率的な流れでした。
…まじか。
そのやり方を教わって、
再度、自分でやってみたら
1件あたり10分以下で準備完了。
ぼくのやり方の
“1/3の時間”で終わりました。
効率が違いすぎる。
しかも、スタッフからすれば
「もうそれ、1年前からやってますよ」と…。
いやー、完全に
“自分のやり方信者”になってましたね。
恥ずかしい限りです。
この出来事で、痛感したのはこれ。
「昔の成功体験が、
今の非効率を生む」ということ。
開業当初はそれでよかった。
人手も少なかったし、
紙ベースでもやれた。
でも、時代は変わってるんです。
若手のスタッフは
どんどん便利な方法を見つけ、
周囲の院も効率的なツールを導入してる。
「ぼくのやり方が最強」って
思ってる時点で、
もう完全に
時代遅れのサインかもしれません。
特に、訪問マッサージの現場では、
「時間の使い方」が売上に直結します。
・レセプト作業を半日かけてる
・スケジュール調整を手帳でやってる
・ケアマネとの連絡を全部FAXでやってる
これ、全部“見直しポイント”です。
だからぜひあなたにも、
このGW明けの
タイミングでやってほしのが、
「自分のやり方、アップデートできてるか?」
「誰かの方が、もっと早くできていないか?」
たった一つの作業工程を見直すだけで、
時間が半分になり、ストレスが激減し、
その分、患者様へのフォローに
時間を回せるようになります。
そして何より、
スタッフの声に耳を傾けること。
これがまた、
チームの信頼にも繋がりますよ。
現場は、毎日が最前線です。
そこに最適な方法は、
日々アップデートされています。
固執せず、柔軟に。
やり方を変えることに
“勇気”を持てる人が、
結果として【時間と収益】を得ていく。
そんな訪問治療院を、あなたと
一緒に作っていけたらうれしいです。