こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
先日、ある訪問
マッサージFC会社に
加盟されたオーナーさんと
個別面談する機会がありました。
面談の際に、
数ある訪問マッサージの
フランチャイズ業者さんの中から
「どうして、そのFC会社を
選択したのですか?」
と聞いてみました。
そのFCを選択した
最大の決定要因が
「そのFCは、
エリアテリトリー制度があるから」
ということでした。
FCの加盟店は同一ブランドで
同じ訪問マッサージ事業を
行うものの、
それぞれに独立しています。
つまり、加盟店側のオーナーからすると
できるだけ良い条件で
運営したいと
考えるのは自然なことです。
それぞれの加盟店オーナーは
自分の周りには、同じチェーンの
加盟店が少ない方が良いと考えています。
なので、本部側も
「訪問マッサージの商圏は
16kmです。
今契約したエリアの隣の
市町村エリアも抑えときませんか?」
というオファーを掛けてきます。
それで、隣のエリアを
抑える権利として、
また別に数百万円の
費用が発生します。
でも、冷静に
考えてみてほしいのですが、
隣のエリアを
数百万円の費用を掛けて
抑えたとしても、
参入を防げるのは
そのFCの加盟店の1店舗だけです。
隣のエリアに、
訪問マッサージのニーズがあれば
他のフランチャイズ業者は
容赦なく参入してきますし、
そのエリアで活動している個人の
鍼灸マッサージ院も
普通に参入可能なわけです。
同じFCの加盟店同士の
競争は避けることは出来たとしても、
他のFCとの競争や
地元の個人治療院との競争は
避けることは出来ません。
また、せっかくFCに加盟して
そのブランドを使えるのでしたら
地域に同じFC店舗が複数あった方が
地域での認知度は
もっと上がるはずです。
日本訪問マッサージ協会に
所属している
先生たちに聞いても、
「同じ地域に、訪問マッサージの
仲間がいて安心できる」
という意見は聞きますが、
その逆の意見はあまり聞きません。
なので、エリアテリトリー制度で
出店を制限するよりは、
「同じFCに所属しており、
地域の仲間としてやっているんです。
私たちは、同じFCで
しっかりとした教育を受けているので、
何かあったらお互い
助け合っている関係を構築しています」
といった形で
対応したほうが
地域のケアマネさんも
安心すると思います。
地域の同業者は敵ではなく、
心強い仲間だと
思えるようにならないと
繁盛院にするのは
難しいと思います。
(参考動画)
■ エリア制限について
01:17 市町村、〇km県内
02:52 エリア制限で安心?
05:00 需要と供給
06:19 良い意味での競争意識
09:23 敵ではなく同一エリアの仲間