商圏の設定

自転車と男性
Q.

半径2~4キロだと自転車移動のため意外に時間がかかってしまい
それほど効率よく廻れないのではと考えてしまいます。

ケアマネさんからの紹介だと多少患者さん宅への距離が遠くても
断りづらくなってしまい、将来的に困ることがあるのではないかと考えてしまいます。

ですからはじめはできるだけ半径2キロ圏内で対象になりそうな方に
直接営業してから事業所など廻ろうと考えてます。
以上のような取り組みかた、考え方は藤井様はどのように思わるでしょうか?

A.

訪問マッサージ、鍼灸の商圏に関しては

都心部で半径4km
田舎部で半径8km

が、一般的だと思います。

ただ、元々、治療院や整骨院といった実店舗を地元で開業されているなど、
既存の通院患者様を多くお持ちのために、なかなか遠方までは
訪問範囲を広げられないというケースでは、往療費の基本となる2km以内に
往療エリアを制限している先生はいらっしゃいます。

訪問専門の場合でも、@@さんがお考えのような方法で
近距離での患者様の獲得が直接できれば、効率的であることはもちろんですが、

その患者様の担当ケアマネさんとは「紹介」という借りを作らずに済むため、
初めから対等な関係性でお付き合いできるという点でも
大きなメリットになるかと思いますので、試す価値はあります。

ちなみに、私の場合は、
開業当初は都心部であるにもかかわらず、
11kmや9kmの
患者さんなども対応していました。

そしてその後、地元近くの患者さんが
10人程度になってきたら
距離を4km圏内にして狭めていきました。

経営が安定するまでは、むしろ効率は度外視することを
選んで行動しなければならない場合もあると思います。

まずは、一人の患者様を通して、
訪問マッサージの一連の流れをつかむ体験をすることを
目標にしてみてください。

そこからさらに新規患者様を増やすことと、
既存患者様に長期継続してもらう方法を工夫していくと、
毎月の売上げも安定し、さらに効率的に
次の展開につながる経営が出来るようになっていきます。

これまで、多くの先生方の成功事例を見てきましたが、
人それぞれで正解はひとつではありません。

思いついた方法を色々と実行するうちに、
@@さんの、あるいはその地域での
効率や効果のあるやり方が見えてくると思います。

なお、今後もし、ケアマネさんからの新規紹介が増えて
遠方の患者様を受けきれない、という事態になった時には
協会の患者様紹介制度をご検討いただければと思います^^

応援しています。