こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
あなたは、訪問マッサージ・訪問鍼灸の現場での
患者さんとのコミュニケーションってどうしていますか?
脳梗塞後遺症の方で言語障害などがあったり、
認知症でなかなか会話が成立しなかったりで、
「う~~ん、困った。会話にならん・・・」
と戸惑う事もあると思います。
実際、現場で一番苦労する部分の1つが
患者さんとのコミュニケーションだと思います。
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—- Original Message —–
お疲れ様です。昨日、無料体験をした
患者さんの対応で質問があります。
80代の女性患者さんで、
認知症状もあり、精神的にも
安定していないという事前情報を頂いていました。
実際に体験治療を行ってみたところ、
「マッサージなんてやりたくない」
「あんた誰や?勝手に家に入ってくるな」
「終わったらすぐ帰ってくださいね」
と、ほとんどやる気のない状態です。
そのような患者さんでも、関節の拘縮などがあるので
定期的に施術をしたほうが良いとは思うのですが、
このような患者さんで良い対応方法はあるでしょうか?
—— End of Message ——
訪問マッサージの場合、ただただ黙ってマッサージを
受けていればいいといったケースだけではなく、
患者さんに協力していただく場面もありますよね。
たとえば、
「右足を強く蹴ってください~!」
「回数を大きな声で数えてください!」
「起き上がってベッドに座ってみてください」
などなど。
訪問マッサージでは、患者さんに対して
協力してもらうような場面が多々あると思います。
しかし、訪問マッサージの対象の患者さんは、
お体に何らかの障害や痛みをお持ちなので、
上記のようなコミュニケーションが困難なケースがあります。
・耳がご不自由な方、
・認知症の方、
・先天性の障害をお持ちの方、
・精神病の方
などなど様々です。
また、人見知りの激しい方は話しかけても
全く反応していただけない場合もあります。
しかし、そのような患者さんに対して、
なんとかするのも我々の仕事だと思います。
ですから、こういったケースでも、
色々と工夫をしながら対応していく必要があります。
例えば、耳のご不自由な方の場合には
小さなメモ帳を用意して
筆談でコミュニケーションを取ったり、
極度に緊張する方には、ゆっくりと丁寧な言葉で
お声がけや世間話をして緊張をほぐしたり、
鍼を怖がる患者さんには
見えない場所に置いたりといった事もします。
また、ご機嫌が良くない時には、無理にお話しはせずに、
youtube などで、軍歌や演歌を流してあげながら
施術しているという先生もいらっしゃるそうです。
在宅医療の現場では通常の治療院に来院される方とは
違って、治療をする前の段階で苦労することもあります。
でも、患者さんやご家族は
「何とか治したい」「治してあげたい」
と願って訪問マッサージを依頼してくれるので、
それにどこまで答える事ができるかが、
患者さんやご家族、そしてケアマネさんやドクター等
からの信頼度に反映されると思います。
訪問マッサージ・訪問鍼灸においては、
治療への第一歩が「信頼関係」です。
そこをクリアしないと、お互い目標を持って
適切な治療をすることは難しくなってしまいます。
どのようなケースでも、患者さんに対しての
コミュニケーションは、根気強く接する事です。
そこから信頼関係が生まれ、また、
患者さんとの信頼関係が構築できれば
コミュニケーションをとることもスムーズになってきます。
なんと言っても、訪問マッサージの一番大切な事は、
コミュニケーションをしっかり取って患者さんとの
信頼関係を構築する事これにつきます!
コミュニケーション回数が増えれば
徐々に変化することもあるかと思いますので
ぜひケアマネさんと連携を取りながら、頑張って下さい。
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