こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今年は、2/22,23に
鍼灸マッサージ師の国家試験が行われます。
国家試験が終わったタイミングで、
4月以降の新たな職場を探す新卒も多いので、
今のうちからオーナーとしても
受け入れ準備などをしておく必要があります。
それで、今回は採用がうまくいっている
治療院のオーナーの共通点についてお伝えします。
結論からお伝えすると、
「『採用は投資』と考え、
自院に合う人材を取りに行く」
ということです。
採用は投資
ところで一般市場において
あなたは、採用についてどのくらい
お金がかかるのか把握してますか?
マイナビの調査データを見ると、
新卒・中途社員を1人採用するのに、
平均で40万~50万ほどかかる換算になります。
訪問鍼灸マッサージ業界においても
施術者の採用においては、
ある程度の費用が掛かってきます。
人材紹介会社の場合は、80万程度
フランチャイズ本部の紹介の場合は、50万程度の
費用が発生することになります。
もちろん、ハローワークに掲載して
たまたま無料で採用が決まるというケースもありますが、
有料媒体を活用した方が、より早く
よい施術者の採用につながる可能性はアップします。
採用についてはある程度の
コストは見ておいてほしいのですが、
あなたに考えて欲しいのは、
この施術者を雇った後の
長期的目線で見た時のコストです。
施術者を採用して、
高齢者に喜ばれ、地域に貢献しながら
あなたの院の売上が何倍にもなることを
期待するはずです。
例えば、月給25万円の正社員の
施術者を一人採用し、
10年間働いてもらうとしたら、
3000万円その人に費やすことになります。
実際には給与の他に費用がかかっていたり、
昇給も行われるのが普通ですが、
わかりやすくするために一旦無視します。
よく「自分の給料の3倍を稼ぐ」、
ということが社員に求める
一つの基準であるといいます。
もし、この新しく雇った施術者が、
あなたの思ったように働いてくれなかったとしたら。
あなたが得られるはずだった、
売上を上げることはできません。
しかも、自動車やバイクと違って
人間には感情があります。
思うように働いてくれない状態を間近でみていると、
オーナーとしては腹が立ったり、
残念な気持ちになるかと思います。
そして、施術者側から考えても、
今の治療院を辞めて違う場所を求めることにつながります。
結局、また新たに人を採用する必要性が出てしまい、
お金と教育に対する時間もかかるという
悪循環を生んでしまうこととなってしまいます。
しかし、採用は投資という意識をきちんと持つことで、
人材難の今の世の中でも、あなたの治療院に
優秀な人が集まる土台を作ることは可能です。
長期的にみて自院に利益貢献してくれる人材は、
一体どんな人なのか考えて、
採用の方針や戦略を立てることにつながります。
もちろん、オープン当初から
最高の人材をドンピシャで採用するのは
難しいところはありますが、
採用についての大きな方向性や方針を
持って対応する必要があります。
そうすれば、仮に一人の採用に費用をかけても、
あなたの院には、その何倍ものリターンが返ってくるでしょう。