雨の日の訪問スケジュール

紫陽花

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

梅雨の季節だけあって、
雨の日の割合が多いですね…。

僕は自転車で往診しているので、
自転車の後輪部分に
ビニール傘を掛けているのですが、
ここ最近、2本のビニール傘(100円)が
盗まれて、へこんでいます…。

朝から雨が降っているときは、
みんな自宅から傘を持って出るからいいのでしょが、
お昼過ぎから雨が降る日などは、
傘を持ち歩いていない人は、
悪意なく、盗ってしまうのですかね。。

さて、6月は雨の日が続きますが、
「あー、雨だから嫌だな~~。」
などと呑気なことは言ってられません。
天候はその日のスケジュールを
大きく左右する要因の一つですから。

ということで、今回は、訪問マッサージにおいて
信用度に大きく影響する訪問時間についてお話したいと思います。

訪問時間に関して

基本的に、「外来」と「訪問」は違います。
個人で開業されており、治療院を開設している場合は
外来患者さんの施術は基本的には完全予約で対応している
ところが多いと思います。

通常の外来患者さんの場合は、
あらかじめ患者さんの希望日や
希望時間を聞いておいて
スケジュールを作成します。

もし、予定していた患者さんが時間に遅れたり、
急用があって来院されない場合、
もしくは無断でドタキャンされた場合などは、
こちらとしては、スケジュールは大幅に狂い、
大変な迷惑を被ってしまいます。

しかし、訪問マッサージや訪問鍼灸の場合には立場が逆転します。
訪問マッサージの患者さんは、先生が来るのを
楽しみに(そうに違いないと思いたい)待っています。
遅れてしまう事によって気分を害してしまう方も少なくありません。

ですから、我々訪問マッサージ師は
可能な限りスケジュール通りに
患者さんの自宅に行かなくてはなりません。

なぜ、訪問スケジュールが重要なのか?
その理由は次の3つです。

1:患者さんが楽しみに待っているから

患者さんは、毎週水曜日と土曜日の午前10時になったら
鍼灸マッサージ師さんが来てくれると楽しみに待っています。
(というか、そう思っていないとやってられません・・)
1週間の中で楽しいイベントに遅れて来られたら
気分を害してしまう方もいらっしゃいます。

2:家族ケアマネからの信頼を崩さないため

また、患者さんの中には家族が自宅に居る時間帯に
マッサージをしてほしいという要望のある方もいらっしゃいます。
家族の方も、患者さんの介護の他にも買い物に行ったり、
銀行に行ったりといろいろな用事があるものです。
そんなときに、マッサージ師が遅れてきたらご家族の1日の予定も
大幅に狂ってしまうこともあります。

3:その日の日程が全て遅れる場合があるから

個人開業でいっぱい、いっぱいの予定を組んでいると
全ての患者さんに影響が出てきます。
僕も1日に13人の施術をしたことがありますが、
その時のスケジュールはかなりキツキツでした。
1件予定が遅れると、その後の全ての患者さんに
影響が出てしまうのです。

このような理由から、
我々は、可能な限り訪問スケジュール通りに
行動する必要があるのです。

じゃあ、予定通りのスケジュールを組にはどうすればいいか?
あなたも、既に対策を取っていると思いますが、
僕なりの対処方法をご紹介させていただきます。

  • 新患さんを訪問スケジュールに組み込む場合、
     既存の患者さんとの位置関係をしっかり確認する。
  • 訪問先ごとに出発時間をあらかじめ決めておく。
  • 前の患者さんと次の患者さんとの間に15分程度の余裕を持っておく。
  • 車を使う場合は交通渋滞がおこりやすい道路はなるべく通らない。
  • 雨の日などは早めの行動を心がける。
  • 15分以上、遅れそうな場合、もしくは
     早く着きそうな場合には電話連絡を必ずする。

これ以外にも色々と考えられますが、
どれも特別難しいことではないと思います。

一番大事なことは、決まった時間どおりに
訪問するという気持ちだと思います。

訪問マッサージにおいて訪問時間とは、
患者さんとの大切な約束なのですからね^^