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病院
Q.

地元、提携先の病院を探す際、何か方法はありますか?
また同意書の取り方など方法はありますか?

A.

訪問マッサージ・鍼灸の場合の
同意書発行については、基本的には
その患者さんの主治医にお願いするのが筋です。

実際、医師会に所属しているドクターの中には、
患者目線ではなく、政治目線で対応する方も
いらっしゃるようです。

そんなドクターに対していつまでも
交渉していても解決しませんので、
1つの手法として、
医師会に所属していないドクターを見つけて、
そのドクターに同意書をお願いする
方法があります。

医師会に所属していないドクターの見つけ方は簡単です。
以下の通りにやってみてください。

1:地元の保健所(または市役所)に行って、
  地元の病院・診療所の開設リストを見せてもらう。

  「病院・診療所の開設リストを見せてください」と言えば
  誰でも閲覧することが可能ですし、コピーを取ることも可能です。

  このリストには
  病院・診療所の住所、電話、開設責任者、開設年月日などが
  記載されています。

  因みに僕が地元の東京都北区の病院・診療所の開設リストを調べたところ

  • 病院 (ベッドが20床以上)  20院
  • 診療所(ベッドが19床以下) 278院

  でした。

2:地元の医師会のホームページで所属病院を調べる。
  HPが無い場合は市役所で「特定検診」が受診可能な病院リストを貰う。

地元の病院・診療所の数や住所や電話が分かったら
その中で、医師会に入っていない病院を探すのは簡単です。

まず、地元の医師会のHPがある場合は
そこに所属している病院の一覧が掲載されています。

※参考 
東京都北区医師会の「北区病院・診療所一覧」

ここは、医師会に所属している病院のみが掲載されています。

つまり、ここに掲載されていない病院は
地元の医師会には所属していない病院になります。

東京都北区の場合、
病院と診療所が298院ある中で、
医師会に所属しているのは245院でしたので、
医師会加入率82%ですね。

つまり、東京都北区では298院の中で
53院が医師会に所属していない
病院ということが分かります。

もし、地元の医師会のHPが無い場合は
市役所に行って、
「特定健康診査の受けられる病院の一覧を下さい」
と言ってみてください。

医師会に所属している
内科や整形外科のリストが貰える(見せて貰える)はずです。

基本的に、このような検診(メタボ、耳、眼、骨粗しょう症など)や
予防接種(インフルエンザ)などを行っているところは
医師会に所属している病院になります。

つまり、それに掲載されていない病院は
医師会には所属していない病院ってことが
簡単にわかりますね^^

このようにすれば簡単に見つかりますよね^^

現在、全国的にみて医師会への加入率は、
開業医の場合:80~90%程度、
勤務医の場合:40~50%程度
と言われています。

また、知り合いの
開業医向けの保険商品を売っている
営業マンに聞いたところ、

「最近は、医師会も高齢化が進んで
おじいちゃん先生ばっかりだから
なかなか若いドクターは入会しない
方も増えているみたいですよ~。
だって、医師会って、

  • 入会費、月会費がめちゃ高い
  • 開業場所などを制限される
  • 会の雑務などで時間を取られる

などのデメリットもあるから
これから開業するドクターや
若手のドクターは、入会しない
ケースも多くなっているようです」

との情報を教えていただきました。

実際、僕もデータを調べてみたら、
地元の保健所(市役所)に置いてある
病院・診療所のリストの中の
「開設年月日」と
医師会に所属していないドクターを
照らし合わせてみると、
ここ最近(1~2年以内)に
開業したドクターは、
医師会に所属していない割合が高かったです。

そんな開業したてのドクターは、
まだまだ経営が安定していない所もあるので、
そこに、鍼灸マッサージ師が顔を出して、
患者さんを紹介してあげたら、
逆に喜んでもらって、すんなり
同意書を書いて頂けるケースもあります。

訪問マッサージ・鍼灸の場合は、
とにかく、同意書が発行されないと
始まりません。

患者さんがマッサージや鍼灸が必要な症状でお困りで、
ご家族も、在宅での鍼灸マッサージ治療を望んでいる。
それなのに、ドクターが同意書を書いてくれない。

このようなケースは、誰もが
必ずぶち当たる壁です。

壁を乗り越える方法は、いろいろありますので
同意書発行を患者任せにするのではなく、
施術者が自ら動いて、獲得する姿勢が重要になってきますね^^