新規のお客様をどんどん獲得していく方法についてご相談
させてください。
ケアマネ営業や各介護施設ももちろんですが、在宅の寝たきりに
近い状態の高齢者や障がい者に対してアプローチしていきたいと
考えております。
こういった方々にアプローチする手段があれば教えてください。
例えば地域の公民館などで開かれている
介護や認知症の勉強会に参加するアイディアなどは、
ご存知かと思いますが、
協会会員で、養成講座の講師のI先生の成功例として、
地元の ”高齢者輪投げの会”などに参加して
そこから訪問鍼灸マッサージの患者さんを発掘していく
というものがありました。
この話を聞きながら思い出したのが、
数年前に、Y先生が詩吟サークルの中に入り込んで、
そこから、新規患者獲得に繋げたという事例です。
Y先生は、ある方との
ご縁で地元の詩吟サークルに
入ることになったそうです。
因みに、詩吟とは、
日本の伝統芸能の一つで、
漢詩や和歌などを独特の節回しで歌うものです。
詩吟を習う方々ですから
ほとんどの方がご年配の方で
平均年齢が70歳を超えて、
中には90代の参加者も
いらっしゃるそうです。
そんな、コミュニティの中に
青年が一人いたら
当然目立っちゃいますよね。
こちらか話しかけなくても、
参加者のご年配の方の
注目はY先生に集まります。
- 「若いのに、なぜ詩吟をやっとるんじゃ?」
- 「おにーちゃん、どこに住んどるん?」
- 「アンちゃん、普段は何の仕事しとるんじゃ?」
などなど。
向こうから話しかけてくれれば、
こちらも抵抗なく話すことが出来ます。
Y先生
「実は、在宅で鍼灸治療などをする仕事をしています」
と言います。
すると、その地域に長年住んでいるの高齢者の
横のつながりは半端ないものがありますから、
すぐにお友達の紹介されたりで
とんとん拍子で新規患者さんが増えていったそうです。
Y先生が偉いところは、
患者さんを紹介されて忙しくなったからと言って
詩吟を止めることはしなかったんですね。
逆に、詩吟に対して真剣に取り組んで、
教えてもらっている師匠に
喜んでもらいたい一心で
往診の往復、早朝、深夜問わず
近所の運動公園などで稽古し、
全国大会に進出するまでになりました。
見返りを求めるだけではなく、
本当に人間としてつながって、
地元に溶け込むことが、
自然と出来ていたので、
患者さんの紹介にも繋がったんだと思います。
おそらく、I先生も
輪投げサークルの中に入りこんで、
同じように高齢者の方たちと
関係性を作って、新規の患者さんの
獲得につなげていかれたのだと思います。
もし、なかなか新規患者さんが
獲得できなくて困っているという場合は、
こういった、地域のコミュニティーに
自ら飛び込んで、交流を図るのもいいです。
市制ニュースで探すと、
- 認知症サポーター養成講座
あたりは、比較的見つかりやすいと思います。
またマメに自治会館・公民館の看板
などにも目を向けてみて下さい。
ボランティアをしている人が結構いることに気が付くと思います。
しかしそこでは
はじめはただ、仲よくなることに徹することです。
そのコミュニティで構築された人間関係で、
あなたの人間性が分かってくれる方や
そのお友達ばかりが患者さんに
なってくれたら、精神的にもすごく
楽しく施術できると思います。
地域コミュニティーから
患者さんを発掘する際に
重要なのは次の3つです。
- こちらから営業を掛けない
- 患者さんが獲得できたからといってそこを止めない
- 人間として繋がって地元に溶け込む
この3つを肝に銘じておけば、
あなたの治療院にも新規のお問い合わせが入ってくるのでは
ないでしょうか。
地域に根差していくことが前提の訪問マッサージは、
県民性や地元ならではの伝え方があろうかと思います。
試行錯誤の結果を、どんどん
シェアしていただけたら嬉しいです^^