こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
さて、最近鍼灸マッサージの
専門学校に在籍している学生さんから
多くの質問をいただきます。
国家試験を突破して、学校卒業後に、
訪問マッサージ、訪問鍼灸を始めてみたいと
思っている方には気になる点だと思いますので、
今回は私なりの回答を、シェアしたいと思います。
■いただいたご質問(茨城県 Uさん)
藤井さん、初めまして。
先日、「訪問マッサージ 無料メールセミナー」に
登録させて頂いたUと申します。
私は、学校を卒業したらすぐに
開業したいと考えております。
学生時代は、整骨院や整形外科で
アルバイトをしていましたので、
訪問マッサージの患者さん対象である、
脳梗塞の患者さんや、パーキンソン病の患者さんなどと
触れ合う機会があったり、職場の先輩のやり方をみていたので、
自分なりにリハビリやマッサージを組み合わせた手法で
やっていきたいと思っています。
今までは、「訪問マッサージ 無料メールセミナー」を読みながら
自分なりに勉強して、準備を進めて卒業後すぐに開業出来たらと考
そこで、藤井さんに質問なのですが、
これから、個人で訪問マッサージをやっていくにあたって
どういった点に気をつけたらいいでしょうか?
—————–■藤井の回答——-
Uさん、こんばんは!
この度は、「訪問マッサージ 無料セミナー」に
ご登録いただきありがとうございます。
卒業をすぐ開業するために、
是非、スタートダッシュが切れるように
入念な準備をして下さいね。
これから開業するにあたって、どういった点に
気をつけたらいいというご質問ですが、
起業時に最も大切なことが2つあります。
それは、
1.今やるべき事(利益につながること)をやる
2.やらなくても良いこと(利益につながらないこと)はやらない
あまりに当たりまえに聞こえる話ですが、
非常に大切なことです。
わたしも、色々な方のアドバイスをさせて頂いておりますが、
「上手くいっていない人ほど、今やるべき事をやらずに、
やらなくても良いことばかりしている・・・」
というのが現実です。
例えば、こんな事を聞いたことがありませんか?
・本屋の開業成功者の本を読んでも、具体的に何をすれば良いのか
・「ホームページが大切だ」と聞いて、本やノウハウで勉強したが
・「チラシ広告を出すべき」と言われて出してみたが、全く売上げ
・自分では頑張って色々やっているのに、売上げにはつながらない
こうなってしまうのも無理はありません。
専門学校では、鍼灸マッサージの国家試験を
突破するための勉強しかしません。
卒業後、治療院を開業して、
どういった手法で経営していったらいいかなどということは
一切教えてくれません。
ですから、専門学校を卒業したばかりの新卒さんは、
結局なにから手を付けて良いのかわからず、
「やらなくても良いこと(利益につながらないこと)」に、
貴重な時間とお金を消費してしまうのです。
しかし、逆に「今やるべき事」が判っている治療家は、
その時点で最も有効なマーケティングのみに投資して、
安全かつ確実に売上げを上げます。
じゃあ、訪問マッサージで
開業時に取り組むべきことのは何なのか?
それは、次の3つです!
1 最低限必要な準備をすばやくする。
→パソコン、電話、ファックス、自転車などを揃える
名刺、パンフレット、アンケート、ホームページなどを作る
2 リアル営業先をピックアップする
→役所に置いてある「介護事業所一覧」や
ワムネット(http://www.wam.go.jp/)で、
営業挨拶にいく介護事業所をピックアップする。
半径8km圏内でケアマネさんが多く在籍している
事業所の優先してピックアップしておく。
3 1人目の患者さんの依頼が来るまで
とにかく、営業挨拶に廻る。
→ やることが決まったら周囲の声などは無視して
淡々と行動する。
開業時にこういった、
今やるべき事(利益につながること)を
やっている方は、かなりの確率で上手く行きます。
逆に、開業時に
取り組んではいけないことは何か?
それは、次の3つです!
1 古典や経絡の技術セミナーに一生懸命参加してしまう。
→訪問マッサージでは、医師やケアマネやご家族と交流を
取る機会が多いですが、その中で「ツボ」とか「気」とか
言った用語は一切理解されません。
2 チラシのポスティングや新聞折込広告に取り組んでしまう。
→集客といって思いつくのは、チラシのポスティングや新聞の折り
かもしれませんが、訪問マッサージの集患にとっては労力の割りに
3 パソコンのスキルがないのに自分でホームページ作成に
取り組んで、結局良いHPが出来ずに無駄に時間を過ごしてしまう
→ホームページが出来ないんで、なかなか動けないんですと言う方
時間の使い方が勿体なすぎます。
自分で出来ないことは出来る人にお願いすることを心掛ける必要が
開業時に、やらなくても良いこと(利益につながらないこと)
に取り組んで時間を消費してしまうと、
なかなか上手く行かないのが現状です。
開業時からトントン拍子で上手く行く人は、
このような、「やらなくても良いこと」には、
時間とお金を一切使いません。
今やるべき事(利益につながること)に集中して、
さらに、その売上げを再投資することによって、
ますますビジネスを加速させています。
開業1年目から、上手く行くか、
時間とお金を失って負け犬になるのか。
その運命の分かれ道は、
「今やるべき事、やらなくても良いこと」を
判っているかどうかなのです。
私もそうでしたし、上手く行っている人も、
誰もが同じように、時間も資金も限られていました。
貯金がたった10万円とか、
中にはマイナス(借金)から始まった人すらいるのです。
「今やるべき事」と「やらなくても良いこと」を知れば、
成功確率を劇的に向上させることができると思いますので、
そのあたりに注意して取り組んでみてください。
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