こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
シルバーウイーク、
実家に帰省した際に、
母親と
車の運転について話をしました。
僕の母も、
もうすぐ80歳になります。
なので息子としては、当然、
「そろそろ車の運転、
大丈夫なのかな……」
と心配になります。
テレビをつければ、
高齢ドライバーの事故。
アクセルとブレーキの踏み間違い。
逆走。
そんなニュースも
よく目にしますからね。
そこで母に、
「もうすぐ80歳なんだから、
そろそろ車の運転も考えた方が
いいんじゃない?」
という話をしました。
すると母は、
「でも車がないと、
病院にも行けないし、
買い物にも行けないのよ」
と言うんです。
なるほど……。
息子の僕からすれば、
【事故が心配だから、
もう運転してほしくない】
という気持ちがあります。
一方で母からすれば、
【車がなくなったら、
日常生活そのものが不便になる】
わけです。
病院へ行く。
スーパーへ買い物に行く。
ちょっと用事を済ませる。
僕たちにとっては
当たり前のことでも、
地方の後期高齢者世代にとって、
車というのは単なる
「移動手段」ではないんですよね。
自分で好きなときに
好きな場所へ行ける。
ある意味、
【自由そのもの】
なんだと思います。
だから、
「危ないから運転をやめなさい!」
と正論だけを言っても、
本人からすると、
「じゃあ、明日からどうすればいいの?」
となってしまう。
ここで大事なのは、
運転するか?
運転しないか?
という二択だけで
考えないことだと思います。
というと?
「車に乗れなくなっても、
病院へ行ける方法はないか?」
「買い物に困らない方法はないか?」
「今まで通り、
外に出られる方法はないか?」
こちらを考える。
それで、、、、、
この話をしながら、
訪問マッサージの患者さんも
まったく同じだなと思いました。
僕たちは、
腰が痛い。
膝が痛い。
歩けない。
関節が固い。
という、
【身体の症状】
ばかりに目が行きがちです。
でも、
患者さんが本当に困っているのは、
そこではないかもしれません。
例えば、
「スーパーまで自分で行きたい」
「近所を散歩したい」
「もう一度、家族と外食したい」
「自分で病院まで行けるようになりたい」
こういうことかもしれない。
つまり、
患者さんが欲しいのは
単に、「膝の痛みを3割減らしたい」
ではなく、
【自分の足で、
もう一度やりたいことをしたい】
なのかもしれません。
ここを聞けるかどうかって、
結構大事だと思うんです。
「どこが痛いですか?」
だけではなく、
「身体がもう少し動くようになったら、
何をしたいですか?」
と聞いてみる。
すると、
今まで見えていなかった
患者さんの本当の希望が
出てくることがあります。
そこから、
施術だけではなく、
外出の付き添いだったり、
買い物の支援だったり、
地域の移送サービスや
便利屋さんなどを紹介したり、
新しいサポートの形が
見つかるかもしれません。
もちろん、
何でも自分でやる必要はありません。
大事なのは、
【患者さんが
本当に困っていることを知る】
ことです。
「危ないからダメ」
「出来ないから諦める」
で終わらせるのではなく、
【じゃあ、どうすれば出来るのか?】
を一緒に考える。
そんな存在になれたら、
訪問マッサージの価値は
もっともっと
広がっていくと思います。
僕も母親の車の運転については、
これから家族で
じっくり考えていこうと思います^^









