こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問鍼灸マッサージ業界においては
院長先生として、
プレイングマネジャーとして
活動している方が多くいます。
自分で立ち上げた治療院の
院長先生として頑張ってきて、
施術を受けてくれる
患者さんも増えて、
売上も伸びてきた。
ただ、これ以上は
施術を受けられない
状況になって、
施術者を雇用(委託)して
患者さんの対応を任せていく。
自らが先頭に立ち
率先して売上や利益を上げる
プレーヤーとして活躍し、
それと同時に
自分と同じように活躍できる
施術者の育成や指導を行う
管理職者としての
能力も求められる。
これが、訪問鍼灸
マッサージ業界においての
プレイングマネージャー
という存在です。
ただし、在宅の現場の
第一線で走りながら
部下のマ
ネジメントをするというのは
そんなに簡単なことでは
ないでしょう。
今までは自分が
担当する患者さんの
施術を対応すれば良かったところ、
マネージャーとしての
業務量が大幅に増えて
帰宅時間が
遅くなってしまうこともあるでしょう。
帰宅時間が遅くなると
大切な家族との時間をなかなか
取ることができません。
時には、土日も出社して
平日にできない作業を
こなさなければならず、
家族からは更に冷たい
視線を向けられることになります。
「最近は仕事ばっかりで、
全然、私や子供の
面倒みてくれないじゃない!}
と奥さんから
不満を言われることだって
あるのではないでしょうか。
せっかく、患者数が増えて
売上も増えてきたのに
家族との関係性が
悪くなってしまいます。
訪問マッサージの現場でも
施術や育成で大変なのに、
家に帰っても
ゆっくり休めないとなると
精神的にもだいぶきついでしょう。
では、一体どうすれば
プレイングマネジャーとして
仕事を
両立させることができるように
なるのでしょうか?
それは、
プレーヤーとマネジャーの業務を
うまく切り分けて
こなすしかありません。
大事な事は、
時間をマネジメントするスキルを
身につけるしかない、
と考えています。
例えば、
「1日3時間は
新人スタッフの指導にあてる」
「水曜日の午後は
院内の管理マニュアルを作る」
「午前中は組織管理などの
マネジャーの仕事、
午後は訪問マッサージの
施術者として
プレーヤーの仕事に集中する」
という具合です。
自分の時間を
プレーヤーとマネジャーに
切り分けるルールを
作るのです。
時間で切り分ける
ルールはわかりやすく
コントロールしやすいという
メリットがあります。
プレーヤーとマネジャーそれぞれの
仕事の量と内容を考慮しながら
両方の仕事をスムーズに行えるように
時間を割り振れば、
比較的簡単に、
確実に実行できるようになります。
まずは、時間を
プレーヤーとマネジャーに
切り分けるルールをつくるところから
やってみることを
オススメします。
それが、精神的な負担を
軽減することにも
繋がるでしょう。