Q.
療養費の支給は地域や各保険者さんによっては
意地悪をするように出し渋りをすることがあると聞きました。
また医師が同意書を書いてくれないなんてことが多々あるそうです。
そして特に和歌山県はその傾向が強いようです。
藤井先生はそのような事例に直面するようなことはありましたでしょうか?
A.
和歌山県では、過去に大きな不正請求があったため
それが脚を引っ張る形で厳しくなっているようです。
他府県でも、一部の悪徳業者の起こした違法な保険請求によって
正しい施術と正しい請求をしている治療院にまで良くない影響が出ています。
これは本当に腹立たしいことですが、私たちはこれからも
正々堂々と清廉潔白な仕事をして、業界の信頼を回復するよう
努力を続けるしかありません。
また、ある一部の保険者で
訪問専門の治療院の往療費について、
条件が厳しくなっているようだという報告を受けました。
これも、やはり財政的にひっ迫しているとか、不正請求が発覚したような、
一部の保険者にすぎないケースですので
必ずしも鵜呑みにする必要はないと思いますが、
こういったリスクを避けられるのであれば、今後のために
開設届で対策を取っておかれることも、ひとつの方法ではないかと思います。