こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
平成から令和に変わった2019年も
残すところあと2日です。
今年、開業した先生の中で、
勤務時代の3倍とか5倍の収入を上げれるようになった先生は、
12月に入って、初めての確定申告の準備をする中で、
税金に関してお悩みを抱くようになります^^;
訪問マッサージ・訪問鍼灸は、
無駄使いしなければ、本当に
利益が残りやすいビジネスです。
その理由は、いくつかありますが、
例えば、、、
- 初期投資がほとんどかからない
- 毎月の経費がほとんどかからない
- 新規患者をイモヅル式に集める事が出来る
- 施術代金以外に移動時間でさえキャッシュを生む
- リピート率がほぼ100%保持できる
などなど、さらっと並べて書きましたが、
これは本当にすさまじいことです。
「売上を上げる要素」と「コストを下げる要素」、
その両方が、この治療院業界の
ほかの開業スタイルとは比較にならないほど、
大量に詰め込まれているからです。
田舎で開業している先生などは、
月の売上(月商)が100万円で
経費は、ガソリン代の1万円位と
いうことで、利益率99%という方もいらっしゃいます。
これだけ利益が残るのは
非常にありがたいのですが、
今まで、考えてもいなかった
税金の問題で困る先生もいらっしゃいます。
そこで、ひとり治療家が
合法的に行える2つの
節税対策をお伝えいたします。
この2つは利益が出ているのであれば
絶対にやった方が良いものです。
まずは、合法的な積み立てによって
節税効果を得る手法があります。
個人ですと小規模企業共済制度や、
法人ですと経営セーフティ共済
(中小企業倒産防止共済制度)です。
この制度はどういったものかと言うと、
積み立てたお金が経費計上できるので、
利益がたくさん出て税金をたくさん
払わなければばらない人には
とてもメリットの大きい制度です。
小規模企業共済制度とは、
中小企業の役員や個人事業主が
退職や廃業した後の生活資金を
準備しておくため国が運営する共済制度です。
月額1000円~7万円まで積み立てられて、
利益が出ない年度については、1000円の最低設定にしてしまって、
利益がドカン出たときは月額7万円(年間84万円)を
積み立ててしまえば、それだけ節税になります。
藤井の場合は、10年ほど前から月額7万円で加入していますので、
おそらく800万程度が積み立てられています。
万が一、治療院が廃業となったときも
何とか食いつないでいくことが出来るかなと思います。
また会社(法人)であれば、
経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済制度)が
同じように積み立てが経費になります。
こちらは月額20万円(年間240万円)の積み立てが出来て、
最高額800万円まで積み立てる事ができます。
藤井の場合は、
4年ほど前から月額7万円で加入していますので、
おそらく300万程度が積み立てられています。
この2つを使うと合法的に節税になり、
なおかつお金が貯まるので、
かなりおもしろい制度だと思います。
訪問マッサージ・訪問鍼灸の事業をしていて、
利益が出ている場合は、この2つは
やっておいた方が良いです。
あとは、年末の時期の節税に
即効性のある経費は消耗品費でしょうか。
青色申告の場合は、30万未満であれば一括で経費計上できます。
パソコンやスマホやソフトウェアなど
ある程度高額なものを新調するのも良いでしょう。
また消耗品費以外にも、同業者の先生と
Xmas会や忘年会を行えば接待交際費、
また、年末に県外のお世話になっている先生に
年末のあいさつに行けば旅費交通費など、
訪問マッサージの事業に有効な出費をして経費を
増やすことも出来ます。
必要ないものを無理して購入する必要はありませんが、
小規模企業共済制度や必要な経費計上をすることで、
利益を圧縮して、税金の支払いを軽減することが出来ますので
利益が出てている先生は是非参考にしてみてください。