【受領委任】レセプトの書き方 Part1

こんにちは、日本訪問マッサージ協会
医療事務局長 山本です。

受領委任専用の様式で、療養費の支給申請書を作成する訳ですが、
みなさん、記入要領はすでにチェック済でしょうか?

それほど難しくはないかと思いますが、レセプトの記入について
間違えると返戻になってしまうので注意が必要です!

今回は「レセプトの書き方」と題し、2回にわけてご案内
しますね。
Par2はコチラ

まず、様式ですが、

はり・きゅう(様式第6号)と
 あんま・マッサージ(様式第6号の2)の2種類があります。

レセプトの左上

「公費負担者番号、公費受給者番号、市区町村番号、受給者番号」について

※受領委任の取扱いをする保険者にのみ提出するレセプトには記入不要

※申請書を活用し公費負担医療制度等に係る請求を行う際記入する

レセプト右上(保険種別)

※該当する保険種別の番号に〇印をつける

「1 社国」・・・健康保険、船員保険、国民健康保険
「2 公費」・・・公費負担医療制度
             ※単独公費のみの場合
「3 後高」・・・後期高齢者医療制度
「4 退職」・・・国民健康保険法における退職者医療
         ※退職者医療制度は平成27年3月末に廃止
         ※廃止前に既に加入している場合は65歳に
          達するまで加入できる
         ※65歳に達する翌月(1日生まれの方はその月)
          から一般被保険者となる

レセプト右上(本人、または家族の区分)

※該当する番号に〇印

「2 本外」・・・本人
「4 三外」・・・未就学児
「6 家外」・・・家族
「8 高外9」・・・高齢受給者と後期高齢者の一般、低所得者
「0 高外8」・・・高齢受給者と後期高齢者の7割給付

 ※「外」は外来という意味。あはきは入院がないので「外」のみ

 ※読みかえ(レセプトの表記による読みかえ)
  4 三外→4 六外 
  8 高外9→8 高外一 
  0 高外8→0高外7

レセプト右上(給付割合)

保険者が負担する療養費の割合のことです。
  例)患者さんの自己負担割合 1割 → 給付割合 9割

国民健康保険及び退職者医療の場合、該当する給付割合を○で囲む。
ただし、7割の場合は記入しない。
※後期高齢者や前期高齢者は記載しなくてもOK

保険者番号 記号番号

患者様の保険証より転記する。
記号と番号は「スペース」や「・」で区分する。

※くれぐれも写し間違えないこと!

発症 又は 負傷年月日

同意書より転記する。

「被保険者欄」の「傷病名」

施術の同意を受けた傷病名を、同意書より転記する。

施術期間

【開始日】 (自)

□初療・・・初療日

□継続・・・当月の初めの日(1日となる)

【最終日】 (至)

「転帰」欄による

□継続・・・当月の終わりの日(末日)
 
□治癒、中止、転医・・・当月の最終の施術日

請求区分

□新規・・・施術所において初めて保険者等に申請書を提出する場合

       もしくは、

      一旦治癒した後、新たな病気、または再発した場合
      (施術が中断して一定期間過ぎ同意書の有効期限が
       切れた場合等は個別の事案として確認が必要。)

□継続・・・上記以外(2回目以降の申請書提出時)

転帰欄

□継続・・・施術が継続中

□治癒・・・治癒した場合
        ※病気・けがなどが治る 

□中止・・・患者に対する施術を中止した場合
          
□転医・・・保険医療機関に引き継いだ場合

「施術内容欄」の「傷病名(又は症状)」

患者様(療養を受けた者)が、保険医から同意を受けた
傷病名(又は症状)を記入
  ↓
同意書より転記する。

ここまでは、レセプトの上から中程の施術内容欄までの記入に
ついての確認です。

皆さん、意識はあってますでしょうか!

何かご不明な点がございましたら、
お気軽にお問合せください。

Par2はコチラ