鍼灸(のみ)師=足裏の米粒?

チクショウ

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

世の中では、

「鍼灸(のみ)師 = 足裏の米粒」

と言われています。

どういう意味かと言うと、
取らないと気持ち悪いけれど、
取っても食えないという意味です。

それだけ、軽視されている
鍼灸(のみ)師ですが、
彼らに明るい未来はないのでしょうか?

鍼灸(のみ)師 = 足裏の米粒?

つい先日も、
鍼灸(のみ)師の先生から
こんなご質問を頂きました。

私は鍼灸のみ師の為、独立開業しても
厳しいのではないかと考えています。

やはり世間一般的に、鍼灸治療は
怖いというイメージがあるため
受け入れられないのではないでしょうか。

例え、「訪問鍼灸」として活動しても
患者さんやケアマネさんからの
依頼が来るのか不安があります。

実際、鍼灸のみ師の先生で、
どのくらい成功している方が
いらっしゃるのでしょうか?

鍼灸(のみ)師でも、
成功している先生は沢山いらっしゃいます。

実際、現在当協会で主催している
【公認訪問マッサージ師・鍼灸師 養成講座】では、
新規患者さんの獲得数上位の先生は、
鍼灸(のみ)師の先生たちでした。

ここ3か月(2017年 2月~5月)の
成果をご紹介すると、、、

  • 新規患者31名獲得(鍼灸のみ師)
  • 新規患者22名獲得(鍼灸のみ師)
  • 新規患者15名獲得(鍼灸のみ師)

など、ゼロからスタートした
鍼灸のみ師の先生でも
マッサージ師に負けないような
成果を出しています。

大きな結果を出せるかどうかは、
何(鍼灸?マッサージ?)をやるかよりも、
「誰がやるか?」がとても重要なポイントなので、
鍼灸のみの資格しかないという理由で
悲観的になる必要はありません。

この商売は「人(治療家)が商品」なので
鍼灸師でも魅力的な人であれば
営業的に全く問題ありません。

鍼灸だけで・・というのは全国の先生方が
心配されている部分ではありますが、
保険を使った施術料は全国共通ですし、
鍼灸のみでもマッサージ師以上に稼いでいる
先生もいらっしゃいます。

確かに、在宅医療の現場でもやはり、
鍼灸に比べるとマッサージの方が需要があります。

どうしても、世間一般のイメージでは、
「ハリは痛い」、「灸はアツイ」という先入観があります。

患者さんやご家族サイドも、
「とりあえず、マッサージならお願いしようかしら・・」
といった感じでとっつきやすいのは事実です。

ただし、国家資格を持った鍼灸師でも
マッサージ師が行っている手技と同様な
ほぐし的な手技をすることは可能です。

痛みがある部位や固くなった関節に対して、
鍼灸師がほぐしてあげて、
そのあとで、心地よい刺激のローラー鍼やてい鍼などの
施術を行った効果はとても高いです。

鍼灸師でも保険治療でこのような手技が
可能であるということを、患者さんや
ケアマネさんに分かり易く伝えてあげる
ことが出来ればいいですね。

「鍼灸(のみ)師 = 足裏の米粒」

で終わるか、

「鍼灸(のみ)師 = ダイヤモンド」

にするかは自分次第ですからね。