治療院が生き残る3つの条件

廃れた社宅

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

治療院と似た業界に美容院がありますよね。

その美容院ですが、倒産の件数が増えているようです・・・ 

「理容業・美容業」の倒産が急増、過去最多を更新

 2019年(1-12月)の「理容業・美容業」倒産は、
バブル末期の1989年以降の30年間で最多の119件に達した。

これまで過去最多だった2011年の118件を8年ぶりに上回った。
件数は2016年の82件から4年連続で増加し、増勢が強まっている。

(東京商工リサーチより)

いつの時代も、起業するのは簡単ですが
それを維持していくのは難しいものです。

あるデータによると、
企業の生存率は

設立1年=40%

設立5年=15%

設立10年=6%

設立20年=0.3%

設立30年=0.02%

になるということで、
5年で85%が、廃業や倒産
するというデータがあります。

上記のデータだけを見ると
起業して喰っていくのは
難しいことなのかなぁと思います…。

でも、10年、20年、30年と
継続して経営している
会社も実際にあるわけです。

1年以内に廃業してしまう企業と、
10年以上継続できる企業では
何が違うのか?

実は、10年以上生き残る企業は
この3つの条件を満たしているのです。

それが次の3つです。

条件1

成長業界のニッチ分野に注目し、
先駆者として市場参入している

10年以上生き残っている会社の多くは
成長業界と言われている
「情報通信業」と
「医療・福祉分野」に多いそうです。

この2つの分野で【ニッチ】な
事業を見出した企業が生き残る
可能性が高いようです。

例えば、訪問マッサージの場合は、
2000年の介護保険スタート時から
世間の注目を浴びるようになりました。

今から約20年前ですが、
その2000年当時にスタートした
訪問マッサージ院は先行者として
生き残っています。

僕の場合は、
「医療・福祉分野」の中の
訪問マッサージ、訪問鍼灸という
ニッチな分野の中で、
個人や小規模で開業する人を支援するという
スーパーニッチな立ち位置です。

今では、訪問マッサージ、訪問鍼灸も
個人で開業するのが当たり前という風潮ですが、
当時は、そういったサポートをする
企業がほとんど少なかったので
ある程度の先駆者的存在に
なれたのかなと思います。

条件2

自社の強みを認識し、そこに
資源を集中投下している

10年以上生き残る企業と
そうでない企業との「差」は、
「自分たちの強みをつかめて
いるかどうか」、ということです。

創業間もないときは特に、
自分たちの強みを理解し、
それに基づく攻めるべき
分野を明確に持っていることが重要です。

その「攻めるべき分野」に資源を集中し、
自社の強みをを早い段階で確立することが、
企業の成長につながり、存続率を高めることにつながります。

逆に、早く会社を軌道に乗せたいからと、
創業まもない段階で総花的に事業展開する企業は、
軸がブレブレになってしまい、結果として
廃業になる可能性が高いという事です。

例えば、
僕の場合は、訪問マッサージ、訪問鍼灸において、
自分自身が鍼灸マッサージ師という
国家資格を有した施術家であること。(今でも現役です)

そして、鍼灸マッサージ師が個人で
独立開業して事業を軌道に
乗せる為に必要な要素を
全て実体験として経験したことが
あるということが強みです。

この強みを認識して、
個人の鍼灸マッサージ師であれば
誰でも訪問マッサージ、訪問鍼灸で
成功できるように再現化させる
サポートが出来ているかなと思います。

条件3

経営者が「明確なビジョン」を打ち出している

10年以上継続している企業の
「経営者の人物像」で共通しているのが

「ビジョンがある」
「積極的」
「先見性に富む」
「実行力がある」
「責任感が強い」

などの要素があることだそうです。

この中で、特に重要な項目は、
「ビジョンがある」です。

日本訪問マッサージ協会では

「在宅医療に関わる全ての人がプライドを持ち、
輝いて活躍できるようになる支援を通して、
明るい日本の高齢社会に貢献する!」

という信念の元に、在宅医療の現場で
生き生きと活動できるような人財を1万人創造する!

といったビジョン(理念)に
共感できる方とお付き合い
するようにしています。

これらの3つの条件をみて、
まだまだ足りない部分が多々
ありますが、これから
更に継続できるように
頑張って行こうと思います。