この時期の経過報告書

マスク

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

コロナの影響を受けている中でも
患者さんの施術を継続している方も多いでしょう。

こんな時は、患者さんの施術報告は
どんな形で行っていますか?

自粛が求められる中で
ケアマネさんへの報告書で
思わぬ反応があったという
事例がありましたのでシェアいたします。

↓↓↓

藤井会長、こんばんは。
ご無沙汰してます。

今、コロナで売上が減ってる治療院が多いと思いますが、
今日、意外な反応があったので、ご報告させて下さい!

今月はコロナの影響でケアマネ営業をせず、
既存のケアマネさんに報告書をニュースレターと共に郵送で送りました。

昨日今日で到達したらしく、
本日5人のケアマネさんから電話がありました。
2件はお礼。3件は新規依頼でした。

協会に頂いた報告書をコロナ用に
書き換えて送ったのですが、
どうやらケアマネに響いたようです。

今月は新規を諦めていたのですが、
意外な反応に驚いています。

藤井会長が言われるようにリピートを
大切に心がけることが重要だと実感できました。

ありがとうございました。

(神奈川県 Tさん)

訪問マッサージの患者さんの
経過報告書は、
ケアマネさんやドクターとの
連携を保つためにも重要な役割があります。

コロナの影響で、患者さんの外出の機会も減って
お身体の症状に変化がある方もいらっしゃいます。

特にこの時期は、ケアマネさんなどから

「わたしたちケアマネージャーは、
利用者さん宅への訪問カウンセリングを止められており
お体の状況の変化など分かりません。

その点、マッサージ師さんは
週に2,3回のペースで
利用者さんの体に触れているので
なにか小さなことでも構いませんので、
以前と変ったことなどありましたら
報告してくれると助かります」

と言われたりします。

なので、このような時期だからこそ
気づいたことはカルテにメモしておいて
出来るだけ報告書に掲載するようにしています。

1回20分~30分、それを月に数回と患者様と接している
現場の鍼灸師・マッサージ師は、医師やケアマネさんだけでなく
ご家族よりも十分濃い関係性を持つ存在となりえます。

それだけに、新型コロナウィルスの影響によって
身体の状態以外で感じた様子や、
会話のやり取りなどは貴重な情報となりますし、
独居の方のケースなどは特に喜ばれることがあります。

報告書作成は義務ではありませんが
医師やケアマネさんとの信頼関係を築く上で、
コミュニケーションの材料として
とても価値のあるものだと思うことから
おすすめしている書類のひとつです。

報告書をきちんとお渡しすることによるメリットは
医師やケアマネさんと施術者の信頼関係維持の目的だけでなく、
患者様側と周囲の医療関係者との相互にあるものだと思っています。

このような視点で、
施術者ならではの患者様情報を共有するツールとして
どこまでのものが必要か、どんなものを作成するかは
ご自身でお考えいただき、ぜひ有効にご活用下さい。

また、内容ももちろん大事ですが、
可能であれば、報告書については
ケアマネやドクターに対して、
手渡しが最も望ましいです。

ただ、今は出来るだけ接触を控えるという事で、
郵送で送ってあげても、新規患者さんの
依頼に繋がることもあります。

信頼関係を築く上で、郵送でも
コミュニケーションを持つことは
何よりも良い手法ですからね。