介護施設での営業トーク

話を聞く介護士
Q.

介護施設に営業行った際のトークスクリプトがあれば教えて頂きたいです。

A.

まず、これはどなたにもお伝えしていることですが、
以前から関係性ができている相手なら良いのですが
そうでなければ、最初から売り込まないことです(営業トークは不要)。

初回からいきなり自分のアピールをされても、先方も困ってしまいますので
最初は軽い挨拶にとどめておくだけでいいです。
何度か足を運ぶうちに向こうから話を聞いてくれるようなら、丁寧に対応してください。

まずは顔と名前を覚えていただき、ある程度の関係性を作ることが
リアル営業の流れということになります。

新規の挨拶まわりは、簡単な挨拶と名刺交換で済ませ、
その後のお礼のハガキや、定期的な訪問を
継続していくことを計画的に行うことで、顔と名前を憶えていただき、
信頼を得ていくのがベストかと思います。

オススメとしては、
あらかじめ事業所あてに以下のような内容で封書を送付しておきます。

DMを送っておくことで、

見ず知らずのケアマネさんのところに
いきなり、「はじめまして~~~~」と行くよりは、

「先日、開業挨拶のお手紙をお送りさせていただいた
 ○○訪問マッサージの藤井です」

と言える立場で行くほうが、心理的抵抗が少ないですよね。

そこに最初に訪問するときに、

「こんにちは、私はこの近くで訪問マッサージ・訪問鍼灸をさせていただいている
藤井と申します。

実は先日、こちらにお手紙でご案内を送らせていただいたんですが
お読みいただいてますか?

(ちょっと忙しくてまだ読んでない・・っていうかあんまり必要ないんだよね) 

・・ませんよね、いいんです^^

改めまして、藤井宏和と申します。
今日は名刺だけお渡ししに来ました。またご挨拶させていただきますね!」

といった感じに入っていきやすかった、という例があります。

そうしておくと、机の隅に未開封で置いたままだった
私からの封筒を、もしかすると探して読んでいただけるかも・・
という可能性も期待できると思うんですね。

忙しい相手に、迷惑に思われながら、
慣れない言葉で伝わらない営業トークをするよりも、

先に正確な情報を手紙といったツールを
使ってお渡しする方法をとってみた、という一例です。

このように、あらゆる手を使って接触回数を増やすことが、
相手との距離を近づけるチャンスを作るために役立つ
ということを覚えておいて下さい。