先が見える恐怖心との葛藤

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

3年前のこの頃、
東京ビックサイトで開催されている
「第35回フランチャイズ・ショー」
行っていました。

この時のフランチャイズ・ショーは、
日本で最大級のイベント。

他のフランチャイズ・ショーには
出ないけどここだけはでる!

といった位置づけの
イベントになります。

3月のこの時期に
開催する理由の1つが、
サラリーマン勤務だった人が、
脱サラして4月から
新たな道の1つとして
フランチャイズ起業を
目指すためと言われています。

3月末で退職が決まっている
サラリーマンは、
今まで消化できなかった有給休暇を
使ってフランチャイズ・ショーに
参加される方も多いようです。

それで、3月は大企業は
決算時期になりますが、
40歳前後で大企業を退職して、
新たな道として、
訪問鍼灸マッサージという
分野での独立起業を
考えている人からの
相談が増えてきています。

おそらく大企業が副業解禁の
流れにあることや、在宅ワークや
時間裁量性などの変化も背景に
あると思います。

かつて、サラリーマンといえば
「安定の象徴」
言われたものでしたが、
今やそれも過去のものに
なってしまったようです。

ただ、今までは安定して
月収40万円の給料と
夏と冬にはボーナスが
支給されていましたが…。

それが無くなってしまい、
ゼロからのスタートとなると、
「将来に対して不安を感じる」
部分も大きいと思います。

なぜ、
「将来に対して不安を感じる」
かというと
自分の未来が見えないからです。

でも、自分の未来が
見えないってことは
反面「期待」も
あると思うんですよね^^

実は、「見える」ことは
見えない以上に不安なものです。

例えば、サラリーマンとして
会社に新卒入社し、
最初は社会の常識や仕事の内容など
右も左も分からないような状況で、
最初は追いつくのに必死になります。

しかし、10年、20年と経過すると
仕事にも余裕が出てきて、
周囲が見えるようになります。

サラリーマンを20年経験して
42歳になっていた場合、

「10年後、自分が52歳になると
 この上司みたいな感じかな…」

「多分、年収はこれくらいだな。
 娘の教育費払えるかな…」

といったことが見えてきます。

自分の将来をそのモデルとなる人と
重ね合わせた時に、
ある意味、未来は
すでに見えているワケです。

もちろん、自分自身の努力次第で
未来は切り開いていけますので、
「自分が必ずしも
 そうなるとは限らない」
ということもあり得るでしょう。

けれど、同じ会社に勤めて
同じ人事制度、
同じキャリア制度の中で
今いる道を歩き続けていれば、
いずれ、それは現実のものとなる
可能性が極めて高いでしょう。

「狂気とは即ち、
 同じことを繰り返し行い、
 違う結果を期待すること」

という名言があるように、
もし、の底から
「自分はそうはなりたくない」と
思うのであれば
違う道を行くしかありません。

僕が現在、こうして
独立起業を果たすことができたのも、
意図的に歩いている道を
変更したからです。

独立起業して
10年以上経過しましたが、
今も、自分の将来は
わかりません^^

そもそも、大企業の
サラリーマンではありませんので、
10年後、20年後を
予想するのは困難です。

けれど、10年後、20年後が
見えないからこそ、
明るい未来にするために
試行錯誤して
色々な施策を打ったりしています。

だから、未来が
見えないから不安というよりも、
見えない未来に
ワクワクしています^^

見えない」ということは、
裏を返せば
「それだけ可能性がある」
っていうことですからね。