こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
このブログをお読みの方で、
ケアマネ営業以外の
新規患者さんのアプローチを
考えている先生も
いらっしゃるでしょう。
確かに、真夏の炎天下の中で
毎日20件を超える
ケアマネさんに
挨拶回りを繰り返して、
冷たい対応をされたら
心が折れてしまう事もあるでしょう。
ケアマネ営業は行いつつも、
何か他の新規集客ルートが
あればいいなと
思っていることでしょう。
実際つい先日、
こんな質問を頂きました。
—– Original Message —–
真夏の炎天下の中で、ケアマネ営業を
頑張っていますが
なかなか成果に繋がりません。
都内で開業していますが、
他のライバル院もいくつかいて、
日本訪問マッサージ協会の
会員さんと
思われる治療院も
2件くらいあるようです(笑)
そこで、自分の治療院の
ホームページが
あるのですが…
そこからの新規集客を考えています。
ただ、ホームページはあるものの、
開業以来、ネットを見たと言って
電話を頂いたことが1度もありません。
訪問マッサージの場合は、
ネット集客は
有効なのでしょうか?
—— End of Message ——
結論から言うと、
「とっても有効です^^」。
因みに、あなたの治療院には、
1か月に何人くらいの
新規見込み患者さんから
電話がありますか?
もしかしたら、
・「開業以来、1回もネットを
見たという電話を貰っていない…」
・「半年前に1回だけ、ネットを
見た方から電話が入ったけど…」
・「1か月に1回でも電話が鳴ったら
良いほうかな…」
という先生も
多いかもしれません。
一方、僕は毎月100名程度の
新規見込み患者様からの
問い合わせを頂いております。
僕の会社には
営業マンは1人もいません。
どうやって、100人の新規見込み患者様から
電話を頂くのかというと、
主に【PPC広告】という
インターネットの
有料広告を駆使しています。
実際に、今現在も
PPC広告を実践していますが、
本当に効果の出る広告手法だと
認識しています。
また、僕自身も
独立開業した12年前から
ずーっとPPC広告だけは
出稿し続けています。
先日、自社アカウントの
広告費用を見てみたら
累計で6000万円を超えていました…。
6000円じゃないですよ。
6000万円の
広告費ですからね・・・・。
6000万円を払っても
続けている理由は、
それだけ、費用対効果が
良いからなんですね。
インターネットでの
見込み患者を集める方法は、
SEO対策とPPC広告の
2つがメインになります。
しかし、SEO(自然検索)だけに
頼っていると、時間もかかるし、
なかなか集客が安定しません。
もちろん、SEOが
悪いと言っているわけではなく、
SEOはGoogle、Yahoo!の機嫌によって
天と地ほどの差ができてしまいますから
安定しないんですね。
一方、リスティング(PPC)広告は
違います。
なんといっても、
GoogleとYahoo!に
お金を払って(ここがSEOと違います)
集客してもらうわけですから、
お金を払った分だけ
アクセスが集まるのです。
実際、日本訪問マッサージ協会でも、
毎月GoogleとYahoo!にお金を払って
100人程度の見込み患者さんを
獲得し続けています。
GoogleもYahoo!も
お金を払ってくれる人は
大切なお客様ですから、
よほど怪しいサイトや、
よほど変なことをしないかぎり僕たちを
邪険に扱うことはありません
(広告費は、彼らの収入源ですので)
つまり、きちんと
お金を払い続ける限り、
安定してお客さんを送ってくれるのです。
なぜ、PPC広告が効果が高いのか?
そのメリットを挙げるとすると、、、
1:広告掲載スピードが早い
2:クリック課金制で
無駄な費用がかからない。
3:少額の費用を使って
テストができる。
4:最初にしっかり設定をすれば
ある程度自動化ができる。
5:興味がある患者さんだけを
効果的に集めることが出来る。
6:弱小治療院でも大手訪問マッサージ会社と
肩を並べられる。
などがあります。
とっても良い手法なので、
やってみると良いと思うのですが、
実際にやってみようと思うと
結構ハードルが高いのです。
何も考えずにテキトーに
やってみようということで
出来なくもないのですが、
広告費だけ増えて行ってしまい
成果に繋がりにくいでしょう。
成果に繋げる為に
しっかりやろうと思うと
入念な準備が必要です。
実際の準備作業は
こんな感じで進行します。
スタート前の初期設定で
必要な作業の流れを書き出すと、
だいたい以下のような
イメージになるかと思います。
=================
1:アカウントの開設
2:キャンペーンの作成
3:広告グループの作成
4:キーワードの選定
5:広告文の作成
6:サイトの審査
7:不要なキーワードの除外
8:NGサイトの除外
9:広告のスケジュール設定
10:ネットワークの設定
11:デバイスの設定
12:競合調査
13:地域設定
14:キーワードのマッチタイプ設定
15:コンバージョントラッキングの設定
16:クリック単価の調整
17:広告グループ単価の調整
18:ユーザー属性配信
19:自動化ルールの設定
20:その他必要事項を随時
=================
きちんと成果を出すためには、
このくらいの内容を
押さえてあれば合格です。
(結構、大変でしょ^^?;)
でも、実はこの基礎工事が
死ぬほど重要です。
特にこの基礎設計部分が
いいかげんだと、
望みもしないものが
出来上がってしまい、
結果的に広告費を吸い取られて、
ダメージを被ることだけは
覚えておきましょうね。
これらの準備をして
スタートとしても
運用の際にも、色々と
大変なことがあります。
その1つが、グーグルとヤフーの
「広告掲載基準」です。
あん摩マッサージ指圧師、
はり師、灸師、柔道整復師等は、
法律に基づく医療類似行為として
医者と区別され、
医療行為を示すような表現を
使う事ができないので、
「治療」とか
「治る」というような
表現は使えないんですね。
例えば、ホームページの文章に
「無料体験治療」
なんていう
キーワードが入っていると
すぐにストップされてしまいます。
広告掲載をストップされてしまった
ホームページを復活させるために
ヤフーやグーグルの担当者と
やり取りするわけです。
結構、細かい部分まで
指摘してくるので
対応はかなり面倒になってきます。
うちの場合は、
Googleの認定資格を持った
広告運用のスタッフがいますので、
これらの対応はすべてお願いしていますが、
現場で、施術や往診をしている先生が
これらの細かい対応をするのは
正直なところしんどいと思います。
ということで、
PPC広告は
自分で出来なくもないけれど、
結構大変なので、
基本をある程度理解しておいた上で、
PPC広告専門業者に
代行してもらうのが良いと思います。
商売は、
「時間をかけるかお金をかけるか」の
どちらかです。
太陽が照っている
日中の18時までは、
地道なリアル営業を
続けていきましょう。
そして、夜になったら
お金を掛けてPPC広告を中心に、
集客できるネット営業の
仕組みを作りましょう。
地道で直接的なケアマネ営業と、
効率が良くて間接的な
PPC広告との相乗効果が、
訪問マッサージ・鍼灸の、
最強かつ確実な経営成功ルールです。