こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
僕が、専門学校に
入学した当時（2002年頃）は、
「手に職をつけて、
独立開業で1000万」
というキャッチフレーズに
引かれて入学しました。
そうか、鍼灸マッサージ師という
国家資格免許を取得すれば
独立開業して
年収1000万を目指せるって
なんて素晴らしい事なんだ！
と思っていました。
なので、
学生時代も卒業してからも
自分自身で独立開業して
1000万の売上を作ることを
目的に動いていました。
2005年に独立開業して、
開業当初は
月商4万円という状況が続き
大変に苦しかったですが、
たまたま、
訪問鍼灸マッサージという
仕事に出会い、なんとか
鍼灸マッサージ師で独立開業して
年収1000万円を
達成することが出来ました。
僕たちの世代（現在40代）や
先輩世代（現在50代）は、
「独立開業で1000万」
を目指している方が
多かったです。
僕自身は、
独立開業支援の仕事をしているので、
周りの施術者さんは、
・「独立起業したい！」
・「年収1000万を目指したい！」
という方の割合が
比較的多いです。
せっかく独立開業権がある
鍼灸マッサージ師という職業で、
独立しないというのは勿体ないので、
つい、
「鍼灸マッサージ師であれば、
みんな独立起業して
1000万を目指したいはず」と
思ってしまいます。
ですが、、、、、
敢えてリスクをとって、
とんでもなくハードに働いて、
それでも、
確実に成功が約束されている
とは限らない…
いくら、独立開業権が
ある職業といっても
そんな「独立起業」に、
敢えて挑もう！という人は、
かなり少数派になってきている気がします。
特に若い世代
（20代、30代前半）の方は、
「独立起業したい」
「院長として自由に生きたい」
という憧れはあるけれど、
・失敗したくない、
・傷つきたくない、
・リスクは負いたくない、
・ハードに働くのは避けたい、
・家族との時間も確保したい、
・自分の趣味の時間も大切にしたい、
・自由な時間が欲しい、
・100%成功を
確約してくれるならいいが…。
ちょっと寂しいですが、
今の若い世代の
鍼灸マッサージ師さんの
本音であり、現実なのかもしれません。
なので、どちらかというと、
独立起業するというよりは、
安定した治療院で、
自分の時間も大切にしながら
無理なく働きたい
というニーズが急増しています。
特に若い世代
（20代、30代前半）の
鍼灸マッサージ師が求める条件が、
「月給25万円＆週休2日」
（※月給は地域相場によって変わる）
というものです。
多くの求職者がインターネットの
求人サイトなどで職場を探しますが、
検索項目で、
・月給が25万以上あるか？
・週休2日以上あるか？
という２つの項目を必ず
チェックすると言われています。
つまりこの2つの条件を
満たしていないと、
そもそも選ばれない治療院
ということになってしまいます。
僕のところに独立開業に相談に来る
鍼灸マッサージ師さんの
勤務条件を聞くと、多くの方が
「月給25万円＆週休2日」
を満たしていない職場で
働いています。
逆に言うと、
「月給25万円＆週休2日」
を満たしている職場であれば
そこまでリスクを負って
独立開業するという選択肢を
選ばない人も多いでしょう。
あなたの治療院は、
「月給25万円＆週休2日」
という条件を満たしていますか？
