採用後のミスマッチ防止策

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

採用において一番の悩みは
「応募がこない」
ここに尽きると思いますが

採用に新たに
発生する悩みもあります。

それは、
『期待していた能力にギャップがある』
ということです。

あるコンサルティング会社の
今年の調べによると

————————–
Q.中途採用
『こんなはずではなかった』
と感じた経験があるか
————————-
という質問に対して

「ある」が75.7%

——————————
Q.中途採用した社員が期待したほど
 成果をあげていないと感じたり、
 そのような評判を聞くことがあるか
——————————
という質問に対して

「ある」が62.7%

という結果になったそうです。

つまり約6割の企業が
「中途採用者が成果を上げていない」
と感じているとのことです。

実際に
治療院運営されている方から
面接時の印象や履歴書等を見ても
最高な人材だと高給料で雇ったところ

・経験者とは思えないほど、
 知識がなかった

・身なりや敬語等の
 基礎レベルが低かった

・率先して学ばず、
 仕事を与えられるまで何も動かない

と面接時に受けた印象とは
全く違う人物を高給料で迎
え入れてしまいました。。。
採用してしまった以上、クビにできない。。。

と相談を受けたことがざいます。

このように治療院業界でも
採用のギャップ・
 ミスマッチ・期待外れ」
に悩まされている方も
多いと思います。

そこで本日は
採用悔しない
≪ギャップを生ませない採用&育成法≫
3つを紹介させて頂きます。

1:必ず即戦力になるとは思わない

中途採用の場合、
ビジネスマナーや
社会人経験もあります。

更には業界経験者となると
「自院の即戦力」として
採用するケースが多いと思います。

右も左も分からない新卒者に比べると
頼りになるのは事実ですが
過度な期待は禁物です。

実際のところ、
新たな治療院に入って
すぐに成果を上げるのは
容易ではありません。

「必ず即戦力になる」
「多くを語らなくてもわかる」
と期待し過ぎると、
ギャップに落胆してしまいます。

まずは、その考え方を
変える必要があります。

施術者としての
経験があったとしても
自費と訪問治療院では
働き方が異なりますし、
訪問治療院業界でも
治療院とでやり方・対応の仕方は
異なります。

ですので、活躍してもらう為には
現状の知識やスキルを
「十分に発揮出る環境」を
用意することが必要になります。

まずは、期待しすぎないという
気持ちを持っておきましょう。

2:経験があるからと何も教えない

訪問治療院業界の経験者を
採用された人の場合
研修や教育が
おざなりにあるケースがあります。

「即戦力だから」「経験者だから」
と言って研修や教育に手を抜けば、
いつまでたっても
自院のやり方にはなじめません。

仕事の進め方、ノウハウ・方針は
治療院とで全く異なります。

そこをよく理解して接してあげてないと
勝手にコチラ側が
「期待外れ」と感じてしまいます。

まずは、経験者であっても
教育・研修は
怠らないようにしましょう。

3:採用基準を明確化する

面接時の採用基準が曖昧ですと
自身の固定概念や経験に従って
判断するケースがあります。

この合理的でない考えによる
判断や先入観により
「期待外れ」の
採用を生みかねません。

特に面接時で気をつけたいのが
「ハロー効果」

ハロー効果は、
一部の優れた結果に影響され
判断を誤ってしまうことです。

例えば、応募者の経歴を見て

・訪問治療院の経験者
・営業もしていた
・同意書発行の手伝いもしている

などなど良い面に引っ張られて
欠点を見逃していたり、
見極めが甘くなるケースも
ざいます。

逆のケースもあり、
本当は自社の
求めるスキルを持っているのに
転職回数の多さといった要素で
採用にしてしまうということも
ハロー効果の影響です。

そういった
ハロー効果が
あるということを踏まえて
面接・採用に臨みましょう。

採用のギャップ・ミスマッチ
 期待外れ」は、
本人だけの問題ではなく、

治療院側の過大な期待値や
面接時のミスマッチ
教育体制等にあることも
多いです。

中途採用者の面接時の際は
ぜひこの3つのポイントを抑えて
取り組んでみてください。