こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
連休中に
デイサービスの経営者さんと
お話させて頂く機会がありました。
”自社で運営している
デイサービスで
訪問マッサージを導入したいと思っている”
とのご相談内容でした。
デイサービス事業と訪問マッサージ事業の
相性はとても良いです。
以前、当協会の会員さんで
デイサービスの運営をされている方の
施設を見学させて頂いたのですが、
デイサービスと訪問マッサージの併用で、
とんでもない効率と成果を出していました。
なぜ、この組み合わせが
“最強”なのか?
それはズバリ…
「見込み患者が、すでに目の前にいる」から。
もう、これに尽きます。
訪問マッサージをゼロから始める時、
最初にぶつかるのが「集患の壁」ですよね。
例えば、1軒1軒ご近所に営業して回る。
チラシを撒く。ポスティングする。
でも、チラシを配布しても
いきなりバンバン新規依頼が
来ることはありません。
でも、デイサービスの現場は違います。
リハビリを必要としている人が
沢山いらっしゃいます。
・自立歩行がが困難な高齢者。
・痛みと長年付き合っている人。
・医師から継続的な機能訓練を
勧められている方。
つまり、最初から
“見込み患者の宝庫”なんです。
さらに、メリットはこれだけじゃありません
「デイサービス×訪問マッサージ」
の“合わせ技”で生まれる相乗効果は…
その1:「通えない人」も離脱させない!
体調不良などで、
「しばらくは通所するのが不安で…」
とお休みになる利用者さんもいます。
これ、普通なら“売上ゼロ”ですよね。
でも、そこでこう
提案できたらどうですか?
「では体調が戻るまで、
訪問マッサージのスタッフが
ご自宅にお伺いしましょうか?」
一発逆転です。
顧客を失うどころか、
“新たな導線”に変えることができます。
しかも、
その方の状態もチェックできて、
家族の安心感もUPすることでしょう。
その2:ゼロからの信頼構築、不要!
訪問マッサージを単体で始めた場合、
「信頼されるまでの距離感」に
悩むこともあるでしょう。
なぜなら、患者様にとって、
“いきなり知らない人が自宅に来る”
というのは、
それだけで結構なストレスなんです。
「この人は本当に信頼できるのか?」
「この人にどんな施術をされるのか?」
「どこまでお願いしていいのか分からない…」
特に、高齢者の方や
そのご家族にとっては、
“初対面の人を家に入れる”
というだけでも
心理的なハードルが高いものです。
しかし、
すでに通所で顔なじみの関係が
築けていたとしたらどうでしょう?
たとえば、
デイサービスで週2回会っている
あの明るいスタッフさんが来てくれるなら?
「いつもの○○さんが来てくれるなら安心ね」
「うちの母、あの方にずっと懐いてるんです」
そんな風に、
すでに“信頼の貯金”がある状態で
訪問に繋げられるわけです。
これは、訪問マッサージ単独では
実現できない、まさに
“ショートカット信頼導線”とも言えます。
その3:“多面的ケア”ができる
デイサービスと訪問マッサージ、
この2つを組み合わせることで、
患者様に対して
“多面的な支援”が可能になります。
たとえば…
デイサービス施設での
リハビリ(介護保険)
→ 通所の時間に、
専門職の目で身体の動きを確認し、
軽い運動や集団機能訓練を実施。
その日の様子やちょっとした変化も、
スタッフ間で共有されます。
そして、デイサービスに通えない日は、
在宅での訪問マッサージ(医療保険)
→ ご自宅という慣れた環境の中で、
マンツーマンでの施術や
可動域訓練、慢性痛へのアプローチ。
通所では見えなかった生活動線や、
動作時の癖・家庭での
困りごとまで、しっかりフォロー。
更に、ご家族とも連携を図りながら、
日々の変化や状態を共有する。
・「最近、歩行が安定してきましたね」
・「この間から、寝返りが
スムーズになっていますよ」
・「ちょっと食欲が落ちてるようなので、
注意して見ておきますね
このように、施設・自宅・家族と
“三位一体”の体制で、
一人の患者様を見守り、支える。
これぞ、まさに国が推進している
「地域包括ケア」の本質です。
ただ施術を提供するのではなく、
生活の質(QOL)を
向上させることに繋がります。
最後に、、、
あなたがすでに介護系、
福祉系、看護系、医療系などの
事業を運営しているなら、
訪問マッサージの事業は
“第2のエンジン”になり得ます。
既に、見込み患者さん候補が
いらっしゃるので、集客の壁、
信頼構築の壁を乗り越えて
“掛け算”で伸びていくのは、
間違いない未来です。
施設であれ在宅であれ、
やっぱり“人を支える”というのは、
形はいろいろあるけど本質は同じです。
やるなら、今です。
種を蒔けば、
3か月~半年後には必ず芽が出ます。
もし、
「うちも導入してみたい」
「うまく連携する方法を知りたい」
そんなふうに思ったら…
お気軽にご相談ください。
(参考動画)
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■ デイサービスと訪問マッサージの併せ技
01:36 法人の新たな収益の柱
02:24 目の前に見込み患者様(要介護)
04:00 信頼関係のあるケアマネがいる
05:50 初期投資が抑えられる
07:13 通所と訪問の補完関係
09:28 【概要欄チェック】
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