こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問マッサージ・訪問鍼灸で
独立開業して、
まだ売上が低迷している方は
まずは、売上アップを
最優先させるべきです。
ですが、ある程度の
安定収益がある先生は、
将来的な事を考えて、
仕組化や自動化で
自分が現場を離れても
自動的に回る組織の構築を
考えることも、とても重要です。
それで、前回の続きですが、
従来型の治療院
オーナー院長ではなく、
超高収益型、超効率化、
超スリム化を目指す、
「オーナー院長」
になるためには絶対に外せない
ポイントが3つあります。
それが次の3つです。
1.高収益商品を作る
これが不可欠になります。
訪問マッサージの
施術単価は1回あたり
300円~500円程度ですが、
そのような低単価ではなく、
1回で30万、
50万、100万のような
高収益商品があると、
キャッシュフローが
とても良くなります。
30万、50万、100万という
価格帯となると、
80代で年金暮らしの
おばあちゃん達が
購入できる価格帯ではありません。
口が上手くて、
鉄のようなマインドがあれば、
詐欺みたいな治療器具や
超高級の布団も
売れるかもしれませんが、
無理矢理買わせようとすると必ず
クレームが起こってしまいます。
30万、50万、100万の価格帯の
商品を自分は作れるのだろうか?
そう思うかもしれませんが、
実際に高額商品をパッケージ化して
販売している施術者さんもいます。
例えば、
脳梗塞後遺症のリハビリを
成果保証で実施して、
高額単価(30万~50万程度)で
販売している方も
いらっしゃいます。
比較的若い年齢(30代~60代)で
脳梗塞を発症してしまった方は、
このまま障害を
抱えながら生きていくのか?
それとも、完全とまでとは
行かないものの
日常生活に困らない程度まで回復し、
社会復帰するのか?
どちらかの選択に迫られます。
その時に、後者を選択し、
仕事をするうえで
困らない状態まで回復させ、
再び年収500万~1000万程度の
収入が得られるようになれば、
仮に、脳梗塞の実費の
リハビリが30万~50万払ったとしても
”安い”という気持ちになります。
今まで、高齢者(70代~90代)に
提供していた
脳梗塞のリハビリ技術を
比較的若い人向けにカスタマイズして、
成果にコミットできる施術内容に
カスタマイズして提供する、
しかも、それを
訪問型として提供できれば、
プライベートを守ることも
出来ますので、
必ず一定のニーズはあるはずです。
ただ、高額商品は
一般の消費者に
売りやすいかといえば
そうとも言い切れません。
高額の商品を買ってくれるのは誰か?
と考えた時に、相手は自ずと
「法人」(個人事業主)で、
いわゆる、
商売をしている人になります。
僕の場合は、
養成講座(30万程度)や
オーナーズパック(50万程度)といった
商品がありますが、
購入してくれるのは法人の社長や
個人事業主の
鍼灸マッサージ師さんです。
一般の患者さんの
お金の使い道は”消費”ですが、
「法人」(個人事業主)の
お金の使い道の多くは
”投資”になります。
仮に100万円の商品があった場合、
一般の患者さんにとって、
100万円は高いで
終わってしまいますが、
「法人」(個人事業主)にとっては、
高いか安いか分からない
ということになります。
何故なら、
100万円を投資したとしても、
そのリターンが
2倍の200万円、
10倍の1000万円に
なるのであれば、
安い投資になりますし、
逆に、1円も稼げなかったなど
まったくリターンを
得られない場合は
高い投資になってしまうことも
あります。
100万円の商品であれば、
100万円以上の
リターンが期待出来る
もので商品の内容になっとく頂ければ
購入してもらうのも
難しくありません。
ただ、いきなり
3桁の100万を超える
商品を作るのは難しいですが、
目安として最低30万程度の
商品を作る必要があります。
これが、最初の一歩
といっても良いと思います。
今まで、300円、500円を
積み重ねていたのが
30万、50万、100万レベルの
「高収益商品」を作り、
販売することができれば、
「売上」についての
悩みはほぼ、解決できます。
ただ、それだけでは限界があります。
かなり楽にはなりますが、
半年間、ずっと講座を
やり続けるという点で、
労働集約型であることに
変わりはありません。
その状況を打開し、時間的自由と、
精神的安定を手に入れるために
必要なのが2つめのコレです。
2.継続課金型&
自動化モデルを作る
この2つが必要になってきます。
この2つは、
30万、50万、100万と
「爆発的な売上」を
上げるのとは
ちょっと異なります。
ですが、安定的に、
自動的に上がる
「毎月基本的収入」を
もたらしてくれます。
僕の場合だと、
・レセコンソフトの
レンタル(月額9990円)
・ニュースレターの
雛形サービス(月額4980円)
・ホームページの
レンタル(月額4970円)
・毎月の事務代行
サポート(月額5950円)
・不動産賃貸(月間50万)
などがそれに該当します。
これらの商品に共通することは、
1度ご契約いただいたら、
ある程度継続して利用して頂き、
自動的な収益になる
というところです。
いわゆる、
”リピート型商品”っていうものです。
訪問マッサージ・訪問鍼灸も
リピート型の商品(サービス)ですが、
自分一人だけでは、
自動化することが出来ません。
院長がずっと現場で
施術を続ける必要があります。
一方で、ニュースレターの
雛形サービスなどは
毎月1回、5分程度の
メンテナンスは必要ですが、
基本的には自動的に収益を生み続けます。
因みに、弊社の場合
ニュースレターについては、
女性のスタッフにお任せしているので、
藤井は、ここ3~4年は
一切ノータッチです。
それでも、継続的に
利用してくれる治療院さんがいるし、
新規で利用したいという治療院さんも
右肩上がりで増えている状況です。
また、先に挙げた
訪問型脳梗塞後遺症リハビリで、
成果を出して卒業された方についても、
・継続的な体のケアをする
リハビリ機器のレンタル
・血液の巡りをよくする
食事やサプリの通販
・リハビリ卒業生の
コミュニティ運営
なども継続商品として提供できれば、
自動的な収益化は可能です。
このような、
「継続課金型&自動化モデル」の
商品がいくつかあると、
本当に経営が楽になります。
そして、3つの条件の中で
最後に必要は要素がコレです。
3.仕組み化&ツール化&チーム化
世の中、本当に
便利な時代になっています。
仕組み化については、
インターネットと言う
便利な道具があるお陰で、
自動的に商品を販売するような
仕組みを簡単に
構築することが出来ます。
また、ツール化についても、
zoomやスカイプやチャットワークや
Line(ライン)や
フェイスブックなどの
伝達ツールが発達していますので、
オフィスに居る必要もなく、
沖縄に居ても、シンガポールに居ても
同じような環境で
仕事が出来るのです。
そして、チーム化についてですが、
正社員を雇用して、定年まで
面倒を見るという従来型の
雇用体系は既に崩壊しつつあります。
そんな時代背景の中で、
各分野で実力があるスペシャリストが
自由な働き方を求めています。
そのような方たちと
チームを組むことで、
自社の商品作成や
セールスなどを
お願いすることも出来ます。
僕の場合は、独立開業して
年商が9桁になるレベルまでは
正社員はゼロでやってきましたが、
チーム藤井という、
影で藤井を支えてくれる数名の
各分野のスペシャリストとチームを組んで
仕事を遂行していました。
チームと言っても、
チームと思っているのは僕だけで、
それぞれの各メンバーは、
自分の専門分野に集中してもらい、
他との連携は取らなくてもよい
環境を構築することで、
僕が司令塔となり、
パズルのようにピースを組み合わせて
商品を作り、販売していくという
バーチャルチーム化という
スキームを構築してきました。
ということで、上記の3つの条件を
整えることが出来れば、
現場を抜けれるような
”オーナー院長”への
道が、ぐっ!と近づいてきます。
もちろん、数か月でという短期間で
その3つの条件を
整えられる訳ではありません。
ですが、それに取り組まない限り、
「労働集約型」からの
脱却は出来ません。
この労働集約型ビジネスは、
”はっきり意志を持って”脱却しない限り、
そこから抜けることは
絶対に出来ません。
”この3つの条件に本気で挑むぞ!”
という決断をしない限り、
日々の、
営業・施術・移動・事務処理、
営業・施術・移動・事務処理、
営業・施術・移動・事務処理、
・
・
・
営業・施術・移動・事務処理、
というルーチーンからは
抜けられません。
僕も数年前の冬のある寒い朝に
”決断”したからこそ今があります。
是非、少しづつでもいいので、
コツコツと取り組んでいって欲しいな、
と思います。
僕も正直、数年と言う
歳月を掛けていますが
でも、掛けるべき価値は
十分にありますので…。
これらの3つの壁を
乗り越えることで、
ビジネス的には、
”オーナー院長”への道が
グーーンと近づくはずです。