こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
「他の治療院との差別化を・・・」
「他の治療院と違うことを・・・」
・・・
合言葉のように
よく耳にする言葉です。
しかしいつも競合と
同じ戦略になってしまうことは、
よくあることで
先日、上野のアメ横に行ってきました。
アメ横に行くと
定期的に訪れる店があります。
それが「二木の菓子」です。
あなたは、安売りの
激戦地アメ横にある
「二木の菓子」をご存知でしょうか?
うまい棒やチロルチョコを
販売している会社で、
アメ横の安売りの
お菓子屋さんと思っていたら、
価格競争では戦わず
独自の販促でシェアを獲得しているようです。
小売店として扱う商品はスーパーと
同じなのに
何が差別化を生んでいるのか?
ここには2つの理由がありました。
1.感動からファンを獲得
訪問治療院の営業において
効率化は追求していません。
では何を追求すべきかというと、
逆説的ですが「非効率」。
つまり、他の治療院が
取り組まないことが
何かを考えたときに、
非効率なことに取り組むべきです。
「効率化」を目指すと
価格競争に陥ってしまいます。
例えば、フランチャイズの治療院では、
ノルマ・マニュアルなどの
効率重視のルールで
現場はガチガチに縛られています。
また、効率を重視した結果、
販売する商品がそっくりになっていま
似たような商品・店舗、
品質・サービスでは
違いを見いだせな
ケアマネさんからは
画一的に見えてしまう。
では「非効率」な取り組みとは
何なのかのわかりやすい一例として
二木の菓子さんは
駐車場まで
商品を運ぶサービスを挙げています。
駐車場が見つからなかった
お客様が2km先に停めても、
スタッフの方はお客様と
一緒に2kmの道のりを
歩いて荷物を運ん
こんなことされたら、
誰でもファンになっちゃいますよね。
2.商品の育成
「チロルチョコ」
「たべっこ動物」などは、
『二木の菓子』と製造元で
二人三脚で育ててきました。
最初からヒットしたお菓子では
ありませんが、
少しずつ市場で評判
今では全国区の知名度と
人気を誇るお菓子へと成長しました。
注目すべきは、育成された商品は、
値崩れしていないことです。
類似商品が出るほど、
オリジナルの存在感と価値が際立ちます。
それは、長い時間をかけて
商品を育ててきたからで、
形だけマネされても、
本質はマネできないからです。
そのため、治療院としての
力を育てることで、
流行に左右されず、
長期的に売ることができます。
時間はかかりますが、
ファンを獲得したり、
商品を育てたりなど
「非効率化」を追求したことで、
大手との差別化をすることができ、
『二木の菓子』は
驚異のリピーター率を誇る
老舗小売店へと成長し
大手の価格戦略に
巻き込まれないで、
特色を出し続けている企業には
必ず独自の経営戦略があるので、
色んな企業さんの戦略を
真似してみるのも
いいかもしれませんね^
アメ横に行った際には、
「二木の菓子」さんを
覗いてみて下さい^^