こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
現在、訪問マッサージの会社に勤務している人から
独立開業したいけど、事務的な事が分からないから
なかなか独立できないという相談や、
これから独立を考えているけれども、
実費治療に比べて保険治療は事務手続きが
煩雑だから躊躇しているという相談を頂きます。
確かに、やや面倒に思う作業かもしれませんが、
一度やってみて、流れが掴めてしまうと
とても簡単です。
なんで、事務処理の不安で独立を躊躇していたのか
バカバカしくなるように単純作業をするだけです。
以下、訪問マッサージ・訪問鍼灸においての
事務処理に関する流れをザックりとご紹介します。
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■訪問マッサージ・訪問鍼灸の保険取り扱いの手順
1:電話やメールで患者さんから鍼灸マッサージの
保険治療をやってもらいたいとの依頼を受ける。
2:日時を決めて無料体験を行う。その時、保険治療を
求める患者さんの疾病が対象疾患であるか確認する。
(関節拘縮はあるか?筋麻痺はあるか?/鍼灸適応6疾患に当て
単なる慢性疲労や眼精疲労などで保険治療を希望してきた場合はし
3:無料体験終了後に鍼灸またはマッサージを健康保険で受ける場
同意書または診断書を医師からもらってくることを説明する。
4:医師宛に依頼書、同意書(マッサージ)、同意書(鍼灸)、同
患者さんに渡して医師に同意書を貰ってくるように伝える。
(施術者が貰ってくる場合は、患者に委任状を書いてもらうなどし
5:同意書を発行してもらったと患者から連絡が入ったら日時を決
初回の治療を開始する。患者さん宅で同意書を確保したら、
内容に不備がないかを確認し、必ずコピーをとっておくこと。
また、患者さんが持っている保険証なども必ずコピーをとっておく
(※コピー機がない場合は、スマホのカメラで撮影して保存してお
6:治療を開始したら、新規にカルテを作成し、患者さんの
疾病の経過や施術内容や施術日時を正確に記録すること。
7:その月の最終日の施術終了後、一部負担金(1割、3割)を
患者から受領し、領収書を発行する。
8:その月の施術終了後、療養費支給申請書(レセプト)に保険証
手書きの場合は記入ミスを防ぐために最初は鉛筆で下書きし、濃い
翌月の初回施術日に、金額・回数などが記載された療養費支給申請
患者さんに確認してもらい、署名・捺印を頂く。
9:記入した療養費支給申請書(レセプト)をスキャナーで取り込
10:同意書などは、療養費支給申請書(レセプト)に必ず添付す
計算ミスや、記入もれや、印漏れがないか、必ず確認することが大
また、同意書のコピーを必ずしておくこと。
11:療養費支給申請書の記入終了後、保険の種類ごとに分類する
入金チェック管理表にも記入する。
12:毎月10日までに保険者へ郵送する。
13:万が一、保険者から申請書が書類不備で返戻された場合は、
再確認し、訂正箇所は修正して、付箋はつけたまま再提出する。
14:3ヵ月後、保険者から銀行口座に療養費が振り込まれている
確認する。入金チェック管理表にも記入する。
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文字で見ると、なんだか面倒な感じに見えますが、
決まった書式に決まった内容の数字と文字を記入するだけです。
この事務処理(レセプト等)に関しては、
一度身につければすごく簡単な作業です。
世の中の、鍼灸マッサージ師協会などでレセプト処理を
お願いすると1枚に対して売上の5%とか6%とかいった
破格の手数料を払うことになります。
あなたが、独立開業して月に100万稼げるようになっても、
アホみたいに簡単な事務処理(レセプト等)が分からなければ
毎月5%の5万円も支払って鍼灸マッサージ師協会に
お願いしなければならないですし、1年間だと60万近くの
無駄な出費を支払うことになるわけです。
そもそも、鍼灸マッサージの保険治療は患者さん自身が行う
償還払いが基本になっていますので、そんなに
複雑なやり方になっていません。
患者さんが少ないうちは、無理にレセコンソフトなどは
使わないで手書きでやってみるといいです。
名前を漢字で書けて計算機で簡単な足し算と掛け算が
出来る人なら誰でも出来るのが
鍼灸マッサージの事務処理(レセプト等)です。
まずは、患者さん1人を獲得して、
一通り全体をやってみれば、
こんなに簡単なんだって実感できるはずです。
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