患者さんが一気に減った時

鳥

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

昨日は、
「福祉(294)事業 ぶっちゃけセミナー」を
開催させて頂いたのですが、
平日の夜というお忙しい時間にも関わらず
100名の先生にご参加頂きました。

1年前に福祉事業に参入した、
鍼灸(のみ)師の先生をゲストにお迎えいして、
ぶっちゃけトークをしていただきました。

実際、福祉事業を
成功させるためには次の
4つの壁を突破する必要があります。

その4つが、

  • 1:不動産取得の壁
  • 2:人材採用の壁
  • 3:行政対応の壁
  • 4:集客の壁

なのですが、
もし、これらの壁の
突破方法に興味がある方は
ご連絡ください。

さて、
「福祉(294)事業 ぶっちゃけセミナー」に
なぜ100名(※キャンセル待ちを含めると120名ほど)の
鍼灸マッサージ師さんが参加したのかということです。

1つの要因として考えられるのが、
1月、2月の寒い時期にかけて、
インフルエンザでの介護施設封鎖や
患者さんの長期入院化によって、
訪問鍼灸マッサージの
売上がガクンと下がってしまったことです。

当協会の会員さんから、
2月の売り上げ報告を聞いたところ、

「今月だけで、9名の患者さんの
 治療が終了してしまいました…」

という話を頂きました。

8名が治療中止となると
売上約30万の減額になるわけですから、
個人や小規模で運営している
訪問鍼灸マッサージ院にとってみれば
大打撃ですよね・・・。

このように、訪問マッサージ・訪問鍼灸をしていると
ある時期に、継続して施術してきた
患者さんが立て続けに減る時があります。

治療を中止(休止)する理由は様々ですが、
ちょうど同じ時期に終了する人が重なるなど、
何かが一回りすると、こうなるような気がします。

では、これはマズイ事なのか?というと、
もちろん、そんな事はありません。

一時的に売上は減るかもしれませんが、
その分だけ、

  • 新規の患者様を受け入れるスペースができる
  • 新たな営業ツールなどをつくる時間ができる

など、次の飛躍に向けた準備が
できるようになるわけです。
まぁ、入れ替わり時期という事ですね。

そしてこの入れ替わり時期の過ごし方によって、
今後どうなるか決まります。

まず、何と言っても、
空いた時間を利用して、
新規患者さんの
受け入れ態勢を整える事です。

それは、
新たな営業先の掘り起しだったり、
ホームページの改善だったり、
チラシをポスティングするだったり、
スタッフを雇うことかもしれません。

要は、患者さんが立て続けに減ってしまい、
入れ替わりの時期は、
こういう事をしっかりと
整えておく時期にあてるわけです。

そして、今度は整えたそれを打ち出すと、
以前の売上よりもグゥーーンと
伸びることが良くあります。

こうやって、時間が空いた時に
しっかりとタネを蒔いて、
芽を育てて、花が咲かせるという
思考が必要です。

ただ頭で思うより結構、時間がかかるので、
辛抱強く成長を待つ事が出来るかがポイントです。

患者さんが減るも何も、
まだ開業したばかりで
これからという方には、
この季節感は中々掴めないですが、
一度、回り出すと、
この感覚は段々、掴めてきますよ。

安定した収益が確保できる、
訪問マッサージ・訪問鍼灸においても
このように必ず波があるものです。

予約がパンパン状態で、
施術、移動、事務処理だけに
追われてしまっては
なかなか他の事や新しいことに
手が回りなくなります。

まだ、患者さんが少なくて
時間があるなら、それは
しっかりとした仕組みつくりのチャンスだし、
患者さんがどんどん入り始めた方は、
嬉しいかもしれませんが、
次の手を考えるタイミングは
計っておいた方が良いわけです。

ビジネスを成長させる速度は、
人それぞれ違うし、その計り方も
バラバラだとは思いますが、
1日最大10人の施術が出来る時間があったとしても、
常に2割程度の余白を残して、
1日8人程度に敢えて抑えて進むのが
良いかなと思います。