こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今朝、テレビを見ていたら
「今日から年末ジャンボ」
というニュースが流れており
今年1番の寒さと言う中で、
銀座の販売店では多くの人が
長蛇の列をなしている風景が
放映されていました。
↓↓↓
—- Original Message —–
『年末ジャンボ宝くじ』販売開始
7億円求め銀座に長蛇の列
購入者「コロナ禍を吹き飛ばす!」
毎年恒例の『年末ジャンボ宝くじ』
(第905回全国自治宝くじ)
24日、全国で一斉に発売され、
東京・西銀座チャンスセンター(中央区)
には長蛇の列ができた。
今年は1等賞金が7億円。
1等の前後賞が各1億5000万円で、
1等・前後賞合わせて10
今回は、1等7億円が22本、
前後賞1億5000万円が44本、
2等1000万円88本、3等100万円が
880本、用意されて
また、同日発売の
『年末ジャンボミニ』では、
1等3000万円が60本、
2等1000万円が120本となって
同宝くじは、
12月24日まで発売され、
運命の抽せんは
12月31日に行われる。
—— End of Message ——
毎年恒例ですが、
販売スタートとなると、
過去に当選確率の高い売り場に
真冬にも関わらず
行列を作って
順番を待つ人で溢れる姿は
風物詩的になっていますね。
宝くじって買う人は
毎回毎回買うそうですが、
そういう人って、各自治体に
お金を払っている(納税)のと
同じだということを
分かっているんでしょうかね?
列に並んでいる人の中には、
『宝くじは夢を買う行為だ』
と言う人がいますが、
普通の知識や教養がある方なら
呆れてしまうでしょう。
毎回、この行列を
見ると思うことは
宝くじという巧妙な名前の
裏に隠された残酷な事実です。
宝くじの還元率は
45%程度に過ぎません。
半分以上は宣伝費や
地方自治体への交付金として
使われているので
1000円買ったら
550円を差し引かれて、
残りの450円を
購入者の中で再配分する仕組みです。
集めたお金から胴元が半分以上を
差し引かれてしまうので、
宝くじは、
”愚か者に課せられた第2の税金”
と言われています。
このメルマガを読んでいる人で
宝くじ売り場に並ぶような方は
いらっしゃらないと思いますが、
万が一、買っている人がいたとしたら
次回からはスルーすることを
お勧めします。
その理由は次の2つです。
理由1:
「買った瞬間に負け決定」だから
宝くじは買った時点で
「負ける勝負」を
していることになります。
あなたは「期待値」という
言葉を聞いたことありますか?
期待値とは、投資した額がいくらに
なって返ってくるか?の
確率を数値化したもの。
たとえば、100投資したら、
いくらになって返ってくるか?
100投資して110になって
返ってくるならプラスの期待値。
逆に100投資して90になって
返ってくるならマイナスの期待値。
あなたが投資する際、
勝負する際は、
この「期待値」を
あらかじめ計算することが大事。
それで、日本の宝くじは、
平均的な期待値が
45と恐ろしく低いことが特徴です。
仮にサマージャンボを
10000円分買ったとすると、
その瞬間に5500円が
日本宝くじ協会によって
差し引かれてしまいます。
つまり、買った瞬間に
半分以上(約55%)
持って行かれてしまうんですね。
考えてみてください。
・買った瞬間に価値が
半額になる不動産に投資しますか?
・買った瞬間に価値が半分になる株に
投資しますか?
絶対にしないですよね。
こういった面から、
宝くじほど、割に合わない
ギャンブル(投資)は他に無いです。
【2】当選すると不幸になるから
これだけ、割の合わないギャンブルの
宝くじですが、日本国民の中に
確実に「1等 7億円」を
手にする人が存在するわけです。
今回は1等の前後賞が
各1億5000万円なので、
1等・前後賞合わせて
10億円を手にする人は
確実にいるのです。
ただ、その確率は、
隕石が直撃するくらい
途方もなく低いですが。。。
よく、テレビのニュースや
ドキュメンタリーで
1億円以上の宝くじが当選した人は、
そのあとどうなったか?
みたいな特集を
見たことがあると思います。
あるデータによると、
当選した人のほとんどが
宝くじが当選する前より
不幸になったそうです。
その理由としては、
「1億も当選して、浪費癖がついた」
「1億当選したので、
会社を辞めてしまった」
「1億円でフェラーリを買ったけど、
維持費がキツイ」
「税金の事を知らずに家を買ったら、
逆に赤字がでた」
「友達や知人にタカられるようになった」
「周囲の人から妬まれるようになった」
などなどいろいろありますが、
大金を扱う器のできていない人が
お金を持っても
身につかないということです。
このように、宝くじについては、
・買っても当らないし
・当ったら不幸になるし
ということで、
良い事がありません。
いずれにせよ、
あなたの大事なお金を使う際には
「期待値」を考えて使う
必要があります。
期待値とは、
【確率 × 期待収益】です。
つまり、
「どれくらいの確率で、
いくらを得られることが
期待できるか?」です。
例えば、
・年末ジャンボ宝くじ
と
・「株式投資」
で考えてみた場合
どうなるか?
宝くじの期待値は、
0.45です。
仮に
10000円の宝くじを買うという事は、
10000円×0.45=4500円
を受け取ることが期待される、
ということです。
・10000円で宝くじを買います。
4500円を受け取ります。
また、
・10000円で宝くじを買います。
4500円を受け取ります。
また、
・10000円で宝くじを買います。
4500円を受け取ります。
これを繰り返すと
どうなっていくのか?
当然、お金が減っていきます。
見るべきは、
1等賞金が7億円。
1等の前後賞が各1億5000万円、
1等7億円が22本、
前後賞1億5000万円が44本、
2等1000万円88本、
3等100万円が880本などの
金額や当選本数ではなく
「期待値」です。
一方で、
「株式投資はどうなのでしょうか?」
株式投資の期待値は、
1.07程度と言われています。
もし、
10000円の株を
買ったとしたら10700円になる。
つまりプラスの700円(7%)は、
配当金や値上り益などによって
資産を増やせていることが
期待できます。
・株を10000円、買いました。
資産が10700円になりました。
また、
・株を10000円、買いました。
資産が10700円になりました。
また、
・株を10000円、買いました。
資産が10700円になりました。
しかも、これは単利で株を
購入した場合のケースです。
つまり、毎回毎回、
10000円ずつしか
株を買わなかった場合の話。
もし増えた700円分を再投資する
複利の場合は、
どうなるでしょうか?
・10700円で株を買いました。
資産が11449円になりました。
今度は、
・株を11449円分で買いました。
資産が12250円になりました。
その次は、
・株を12250円分で買いました。
資産が13107円になりました、、、
更に次は、
・株を13107円分で買いました。
資産が14024円になりました、、、
・・・
これを繰り返していけば、
お金が増えていきます。
「そんな上手く行くのか?」
と思うかもしれません。
そもそも、
株式投資だとなぜ、
期待値が1.0を超えるのか?
理由は、お金の特性にあります。
「お金は寂しがり屋」
というコトワザがありますが、
お金は、寂しがりやなので
お金(仲間)が
いっぱいあるところに集まります。
では、世の中で
お金が一杯集まっている所はどこか?
それが、株式市場です。
世界中の寂しがり屋のお金が
集まってきて、株価全体が上がるので
期待値も1.0を超えることになります。
これから年末に向けて
宝くじのニュースなどを見る機会も
増えていくと思いますが、
「これは、お金が増えることが
期待できるような
『お金』の使い方か?」
を考える習慣は、
持っておきたいですね^^