ひとり開業で月商150万円は可能なのか?

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

鍼灸マッサージの
学生さん(3年生)は
土日の国家試験、
本当にお疲れさまでした。

4月から社会人として
デビューする方や、
復活する人も、まずは一息ついて
ゆっくりしてくださいね。

それで、4月から独立開業を
目指す人もいると思いますが、
店舗型の治療院の場合、
通常は寒い時期は、
マッサージ院や鍼灸院などは
患者さんの来院数が
ガクンと減ります。

しかし、訪問マッサージ、訪問鍼灸の場合は、
雨や雪のような悪天候でも、
鍼灸マッサージ師が
往診さえすれば
売り上げが確保できるのが
ありがたい点です。

さて、そんな安定的な
売上げを保持できる
訪問マッサージ、訪問鍼灸ですが、
往療費の単価が高かった時代は、
いわゆる距離で
稼ぐことが可能でした。

6km以上の遠方に
お住いの患者さんの
施術を中心に行っていた施術者は、
ひとりで200万円近い金額を
稼げた時代もありました。

ただ、往療費が
削られた今の時代では、
現実的に稼げる最大額は、
ひとりで、月商150万円程度が
上限だと思います。

日本訪問マッサージ協会の
会員様の中にも
何名かは、ひとりで
月商150万円稼いでいます。

当然、スケジュールはパンパンで
かなりハードなスケジュールです^^

では、保険治療の
訪問マッサージ・訪問鍼灸で
どうやって、
月商150万円を叩きだしたのか?

その具体的な手法は、、、

まず、施術時間は
朝8時から夜20時ころまで。
その後、事務所に戻ってから
23時頃までカルテの整理や
報告書の管理などをするので、
基本的には長時間労働になります。

朝一番は、事務所から
約5km離れた患者宅に移動、
そして、施術はキッチリ20分間。

その次も、別の患者さん宅に
往診車で移動、施術はキッチリ20分。

あとは、有料老人ホームなどの
介護施設をガッツリ廻ったり、
夕方以降は事務所の近くの患者さん宅を
すばやく廻るということを
ひたすら15~20人程度繰り返す。

基本的には、
移動時間20分、施術時間20分を
淡々と繰り返すことになります。

多い時には1日に
20人を超える日もあり、
売上は8万円/日になるそうです。

そして、それを
1カ月継続することで
月商で150万円位になります。

ただ、今回お伝えしたいのは、
1日に20人の訪問施術をするのとか
月商が150万を超えるが、
どうこうという訳ではなく
大事なのは限界を
突破してみるということです。

ひとり開業の場合、
限界地を何となく
年収1000万(月収84万)
または、月商100万と
おいている人が多いです。

しかし、同じ
訪問鍼灸マッサージという
仕事をしている仲間の中には、
その限界を超えて
活躍している人がいます。

訪問鍼灸マッサージビジネスの
世界には、「高波理論」
というものが存在します。

これは、どういうことかというと、
一度高い売上をあげると、
その後も高い売上を維持したまま、
推移するというものです。

例えば、売上げが50万前後で
半年くらい推移していたとします。

そんなときに、どんなに
強引な形でもいいから
一度でいいから
月商150万円を達成してみる。

すると翌月からは、
月商100万くらいは
たいしたお金も
労力もつかわなくとも、
普通に稼げることが
出来るようになります。

1度、強引な手法で売上を
150万円まで伸ばすと、
その後はやはり、
売上はやや下がります。

肉体的にも精神的にも
相当な無理をして
達成した数字なだけに、
これを継続する
というモチベーションが
上がらないなどの
理由もあるでしょう。

しかし、ここが重要なポイン
たとえ売上は下がっても、
以前(月商50万)よりも
必ず高い状態
(月商100万)に留まるのです。

そう、一度高波がくれば、
その後の波も
一定時間高いままのように。

なぜ、こんなことが起こるのか?

これは、人間の
「コンフォートゾーン(快適な領域)」
が関係します。

人間は誰しも失敗を恐れるが、
成功も同時に恐れるものです。

月に150万円もの
お金がたくさん
入ることには憧れるが、

・家族や友達とつきあいが
 疎遠になるのではないか・・・

・無理に件数をこなしたら
 体を壊すのではないか・・・

・今のまま(月商50万)
 でも悪くはないし・・・

などなど、いろんな
面倒なことが
起こることを想像します。

失敗したらどうするんだ・・・

それなら今のままで
いいのでは・・・。

といった感じで、
堂々巡りを誰もが考えます。

つまり、世の中の多くの
鍼灸マッサージ師は、
色々と不平不満を言っても
なんだかんだで
「今の自分の状況」を
気に入っているものです。

誰もが、快適なぬるま湯から
外に出るのは
面倒くさいと考えるのです。

だから、失敗と同時に
成功も恐れるのです。

とにかく基本的には、
鍼灸マッサージ師に関わらず、
人間は変化するのが
嫌な人種なのです。

だからこそ、その葛藤に耐えて、
コンフォートゾーンを突破して、
高波を作り出すブレイクを
起こした人だけは
どんどん上昇することができる。

なので、今後、安定的に高い売上を
上げて収益を拡大しようと思えば、
どんな強引な手段を
使ってもいいから、
一度高い売上を
あげてしまえばいいのです。

そうすれば、その後はこの世の
物理法則の「慣性の法則」が
あなたの治療院経営を
手助けしてくれるのですから。