温泉旅館と介護の組み合わせ

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

昨日までは
晴れて気温も暖かかったのに、
今日になって
東京は雪が降るような
気温となっています。

これだけ気温が下がると、
温泉に入りたくなりますね^^

温泉と言えば、以前
岩手県盛岡市の温泉旅館
デイサービスを行う
という
面白い記事を拝読しました。

—– Original Message —–

温泉旅館内でデイ運営
 空き宴会場を活用】

ハーデイズ(仙台市)は、
温泉旅館「愛真館」
(岩手県盛岡市)内でデイサービス
「愛真館夢ぷらざ」を運営している。

旅館の宴会場を活用しており、
利用者は旅館で作られる食事と、
温泉を楽しむことができる。
定員は47名。

平均介護度は1、2程度で、
稼働率は85%前後を維持する。

自身で温泉に入れる人のみ
利用可能とし、
それが利用の決め手、
来所意欲になる人が多いという。
小笠原一雄社長は
「『デイに行く』より
『小旅行に行く』感覚で
 来所してもらっている」と話す。

旅館でデイを運営する経緯については
旅館が集客に困っていた際、
 コンサルティングとして
 空きスペースを
 活用したデイサービス事業を
 提案したことがきっかけ。
 現在は当社が賃料を払う形で
 運営を担っている」と
小笠原社長。

旅館へのもう1つの提案として、
館内全体のバリアフリー化も実施。

高齢者や障害者でも
利用しやすい環境を整えることで、
旅館客のリピーターを生んでいく。

「誰でも安心して楽しめ、
 地域の人に親しまれる
 デイ・旅館
 目指している。今後、東北地方で
 本事業を展開していきたい」
 (小笠原社長)

(高齢者住宅新聞より、、、)

—— End of Message ——

まん延防止等重点措置(マンボウ)が
解除されたとえはいえ、
現在もコロナ禍で大打撃を受けている
レジャー業界。

こちらの記事で代表の小笠原社長は

旅館が集客に困っていた際、
 コンサルティングとして
 空きスペースを活用した
 デイサービス事業を
 提案したことがきっかけ。」

と発言しています。

斬新かつ
革新的な考えですよね。

僕が特に素晴らしいと
感じたポイントは、
2点あります。

1:業界の垣根を越えての
  関係を作れている

旅館介護業界…。

この二つの単語を並べても
あまり繋がりが見えませんよね。

きっかけは小笠原社長の
提案だと思いますが、
今まで結びつくことがなかった
ものを結びつけた結果

・レジャー業界
介護業界

この二つの業界でお互いに
助け合える環境を作ることが
出来ています。

一見繋がりが見えない業界でも、
視点を変えれば
『年配の方向け』のサービスとして
成り立っていることが分かります。

結果として、お互いが助け合える
環境も生み出せていますよね。

2:利用者さんも
  喜べる環境作りが出来ている

記事内にもありますが、
「『デイに行く』より
 『小旅行に行く』感覚」
利用されている方も多いようです。

リハビリやデイサービスを
受けるだけではなく、
温泉にも入ってリラックス出来たら
より通所意欲が湧きますよね^^

ケアに対しての意欲を上げる…。
これは訪問鍼灸マッサージにも
通じるものがあります。

どうしたら患者さんが
よりリラックスして
施術(ケア)を受けて
もらえるようになるのか…。

もし、現在集客に悩まれていたり
患者様の笑顔を引き出せていなかったり
した場合。

「じゃあ、その環境を
 作るためには
 どうしたらいいのか?」を

考えることが大切です。

このような斬新かつ革新的な
アイデアや着眼点、僕も見習いたいです。

訪問鍼灸マッサージ業も
ルーティーン化したタスクを
日々こなしていくと、
マンネリ化して来ます。

それを防ぐために
新しいアイデアはどんどん生み出し、
いいと思ったものは取り入れましょう。

垣根を越える?
環境づくりをもう一度見直す?
やれることは沢山あります!

日々の成長を継続して
行っていけたら
良い良い結果を出せるはずです^^