こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
”4回泣ける”と評判の映画、
「コーヒーが冷めないうちに」
(有村架純さん主演)
をGW中に観直しました。
この映画は川口俊和さんの
小説が元になっており、
この小説のシリーズは
100万部を超える人気です。
この映画の面白い点の1つに
冒頭で
こんなルール説明があります。
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とある街の、
とある喫茶店の
とある座席には不思議な
都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの
時間に戻れるという
ただし、
そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさい
ルールがあった
・過去に戻っても、
この喫茶店を
訪れた事のない者には
会う事はで
・過去に戻って、どんな努力をしても、
現実は変わらない
・過去に戻れる席には先客がいる。
その席に座れるのは、
その先客
・過去に戻っても、
席を立って移動する事はできない
・過去に戻れるのは、
コーヒーをカップに注いでから、
そのコーヒ
冷めてしまうまでの間だけ
めんどくさいルールは
これだけではない
それにもかかわらず、
今日も都市伝説の噂を
聞いた客がこの喫茶店
喫茶店の名は、
フニクリフニクラ
あなたなら、
これだけのルールを聞かされて
それでも過去に
戻りたいと思いますか?
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この映画の大ヒットの1つの要因は、
この面倒くさいルール設定が
あることだと思います。
様々なルールの中で、
最大限の努力をすることが
観客の共感を
呼んでいるのでしょう。
例えば僕が大好きなサッカーには
17のルールがあります。
その中には、
・ボールを手で触ったら
ダメですよ!(ハンド)
・ゴール前で待ち伏せしたら
ダメですよ!(オフサイド)
・選手の背後から
タックルしたらダメですよ!(ファウル)
などなど…
試合を楽しく安全に、
そしてよりアグレッシブに
運ぶための
ルールがあります。
このルールを選手も
監督も観客も理解して、
そのルールの範囲で
最大限努力するから
プレーしている選手も、
観ている観客にも感動が生まれます。
さて、僕たちが現在行っている
訪問鍼灸マッサージの運営にも
ルールがあります。
例えば、
・介護施設内で
複数人の施術をしても
往療費は1人分しかでません
(往療費の按分)
・変形徒手矯正術を行う場合は、
1か月毎に医師の同意が必要です
・2019年1月以降は
管理施術者が必要ですよ!
(受領委任制度
などなど、数え上げれば
きりがありませんが
様々なルールがあります。
このルールを理解して
ルールの範囲で
最大限努力する治療院は、
売上も利益も
アップすることが出来ます。
サッカーでも、
ルールを理解したうえで
ギリギリのラインを攻めるチームが
強いですよね。
上記に挙げたルールの場合、
・ゴール前で待ち伏せしたら
ダメですよ!(オフサイド)
→相手の守備陣形を把握して、
オフサイドトラップ
ギリギリのラインを攻める
・選手の背後から
タックルしたらダメですよ!(ファウル)
→イエローカードすれすれの
激しいスライディング
など、ルールの範囲内で
行う行為であれば
ファインプレーとして
称賛されます。
このような
ファインプレーをするためには、
ルールを
熟知してなくてはなりません。
訪問鍼灸マッサージにおいての
これからの大きなルールの方針は、
1:近距離の患者さんを助ける治療院
(地域包括ケアシステム)
2:組織運営が確立している治療院
(受領委任制度)
を、しっかりとした
ルール内で
運営することが必要になります。
地域包括ケアシステムというものが
どんなものなのかを
理解する必要があります。
そして、受領委任制度が
どんなものなのかを
理解する必要があります。
これを理解しないまま運用しても
ファインプレーは生まれません。