Z世代の施術者は開業しないのか?

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

先日、治療院の院長先生と
集まる機会があったのですが、

「Z世代の施術者は、
 独立開業する傾向が
 少ないよね~」

そんな話題が挙がりました。

ところで日本には、
生まれた時代にあわせ
特定の世代の方々を
表す言葉たくさんあります。

年代により、
以下の様に
分類されているようですね。

<世代分類>

□ 団塊の世代
 (1947年~1949年頃生まれ)

□ バブル世代
 (1965年~1971年頃生まれ)

□ 団塊ジュニア世代
 (1971年~1974年頃生まれ)

□ 氷河期世代
 (1971年~1982年頃生まれ)

□ さとり・ゆとり世代
 (1987年~2004年頃生まれ)

□ コロナ世代
 (2001年~2014年頃生まれ)

一部被っている時期もありますが、
その時代を反映した
呼び方になっているようです。

その中でも2021年の
ユーキャン「新語・流行語大賞」の
トップ10にノミネートされた
「Z世代」という言葉は
耳にしたことも多いと思います。

これは、アメリカや
世界各国において
「生まれながらにして
 身の回りにインターネットや
 パソコンがある世代」である、
「ジェネレーションY」に
続く世代なのでアルファベット
「Y」の次ということで
「ジェネレーションZ」といわれて
いるとのこと。

年齢について
明確な定義は為されていませんが、
1990年半ばから
2000年代の初め頃が対象となり、
日本でいう
「さとり・ゆとり世代」から
「コロナ世代」に生まれた方
が対象となるようですね^^

近年、この人たちが
意外と注目されています。

それは、その方々の
持つ価値観からくるものと言われ
以下項目に分類されます。

特徴1.働き方・仕事
    プライベート優先
    安定重視

特徴2.価値観・考え方
    ブランドに左右されず、
    個性・自分らしさを
    大切にする傾向
    本物志向

特徴3.消費行動・購買行動
    LTV(顧客生涯価値)が高い
    リアルな体験や経験を重視

特徴4.情報収集の方法
    情報検索能力、
    SNSによる情報の
    発信力が高い

特徴5.社会課題への関心が高い
    自然災害やSDGsに
    関する情報に対し
    日常的に接している

この中で、特徴1の
「安定重視」というのがあり、
リスクのある独立開業を
積極的に考えていない
というのがあります

Z世代は、2008年の
リーマンショックや
2011年の東日本大震災や
2020年の新型コロナなど…。

多感と言える年齢において
社会や経済が
不安定となった状況・親世代が
シビアな社会環境に
置かれている状況を
目の当たりにしました。

そのため、社会問題への
興味や関心が深く、お金の使い方や
日々の生活に関して他世代の方よりも
安定志向であることが特徴です。
異なる言い方をすれば、
保守的でリスクを避ける
傾向があるようです。

これから、一緒に働く仲間や、
営業先の窓口の方々、
また、患者様のご家族の中に、
これらZ世代と言われる方々が
入ってくるかもしれません。

施術者の場合、独立開業する、
しないは自由ですが、
Z世代の施術者さんと
うまくコミュニケーションが
できるように、
僕たちも日ごろから
情報収集に力を入れる必要が
ありますね。

相手の特徴を
しっかり把握することにより
いろんな活路が
見出せますよね!