こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
以前にマラソン
グランドチャンピオン
シップ(MGC)
(男子マラソン)を
観たことがあります。
その当時、
このレースで2以内に入れば
東京五輪に決定ということで
大注目されていました。
レースは、設楽選手が
最初から飛び出し
37km付近まで一人独走状態。
しかし、気温34度の中で
飛ばし過ぎた影響か、
さすがにペースが
落ちて2位集団に
呆気なく抜かれてしまいます・・・。
残り3kmのところで、
中村選手、服部選手、大迫選手の
3人のマッチレースになりますが、
結果として、
中村選手が1位、
服部選手が2位に入り
東京五輪に内定しました。
オリンピックの
マラソン選手の選定というと
過去には微妙な選出で
色々と物議を呼ぶことが
多かったですが、
MGCでは、2位に入れば
五輪内定が決まるので、
とても分かりやすく、
久しぶりに2時間11分程度
ずっと見ていました。
今回のレースは、
まさに一発勝負。
勝てば天国、負ければ地獄という
失敗が許されない状況です。
今日の2時間11分の
レースの為に、
小さいころから走ってきて、
このレースにむけて何ヶ月も準備をし、
練習をし、体調を維持し、
今日の午前中に自分のピークを
持ってこなくてはなりません。
一発勝負のレースで、
あれだけの走りをするために、
一体どれだけ時間を使って
練習してきたのか、
どれだけの人(監督、コーチ、家族など)が
関わっていたのか、
どれだけの苦労を
乗り越えてきたのか、
全く想像つきません。
さて、訪問鍼灸マッサージ院の
独立起業についても
一発勝負のような
ところがありますが、
その勝負をするうえで、
全く練習不足でしょ?
という人も見受けられます。
先日も、銀行から
1400万の融資が通ったので、
大量にスタッフを雇用して、
大きなテナントを借りて
一発勝負を仕掛けようと思うという
ご相談を頂きました。
既に、介護、医療、薬局などの
周辺業界での事業実績があり
身近なところに施術者候補や
患者さん候補がいるのであれば、
勝負をかけても良いでしょう。
しかし、何の知識も
経験もない状況での
一発勝負はかなり危険です。
訪問鍼灸マッサージ事業は、
まずは「小さく始める」ことを
お勧めしています。
いきなり大きな店舗を借りたり、
施術者を大量採用したり、
広告費を多額の
金額にしたりして、
一発勝負をかけるようなことは
避けましょう。
最初のうちは小さく始めて、
無理をせず
必要とされる時間をかけて、
少しずつゆっくり育てていく、
という手順が大切です。
何故なら、最初のうちは
誰でも必ず失敗します。
イメージどおりに
事は運ばないものです。
採用、集患、
レセプトなど最初は
色々と失敗することも
あるでしょう。
その失敗の中から
感覚を掴んで行って、
徐々に大きくしていく、
といった発想がポイントです。