こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
4年前のちょうどこの頃、
シンガポールに行っていました。
シンガポールの
オーチャード駅周辺の
ストリートは、
シンガポールの代表的繁華街で、
日本でいうところの、
銀座と新宿を
合わせたような感じです。
観光スポットは、
マーライオンや
マリーナベイッサンズがある
マリーナ地区ですが、
生活の中心は、
このエリアになるそうです。
さて先日、融資で
お世話になっている金融機関さんに、
「航空機のリースを使った
節税スキームを
ご提案したいのですが、
お時間頂けますでしょうか?」
というお話を頂きました。
”航空機のリースで節税?”
その単語だけは
聞いたことがあったのですが、
航空機を使った
節税スキームなどは、
売り上げ規模や利益額が
100億程度ある会社さんだけが
対象であって、
僕の会社などは
完全に対象外だと思っていました。
で、色々調べてみたのですが、
航空機のリースで
節税するスキームは
見送ることにしました。
訪問マッサージの経営をされている
院長先生とお話しする中で、
「今年は、年商1億突破しましたが、
色々経費計上で
9900円使ったので、
税金額は
ほぼゼロでラッキーでしたよ!」
という方がいらっしゃいます。
「税金と、
どう向き合っていくか。」
というのは、
経営の大きなテーマのひとつです。
何の対策もしていないと、
納税が資金繰りを圧迫して
経営状況を
苦しめることもあります。
一方で、税金に対して
過度に意識しすぎると
会社の成長を
妨げてしまうこともあります。
「売上1億円で、経費9900万」
というような院長先生は
明らかに後者に該当します。
本来であれば、
資金繰りを良くするのが
本来の目的であるはずなのに、
節税に意識が向き過ぎると、
税金を出来るだけ払わないことが
目的になってしまいます。
利益を出さないように
費用を使えば、
税金を少なくするという
目的は達成できますが、
手元にキャッシュは残りません。
「1億円稼いでも
手元の通帳に
100万しか残らない・・・」
というのでは、
厳しいですよね…。
税金については、
僕も2005年に独立開業して、
毎年納税をしてきましたが、
僕自身を含め、
いろんな経営者を見てると、
だいたい同じような
発想にたどりつくようです。
・訪問マッサージで
月商50万突破したけれど、
自宅の家賃や水道光熱費、
ガソリン代なども経費に出来るんだ!
雇われ時代よりも
稼ぎは多くなったのに、
収支はトントンだから
税金払わなくてラッキー♪
・とんとん拍子で
売り上げが伸びて行って、
個人の訪問マッサージ院で
売上が1000万を超えたぜー!
やった
でも、ここまで来たら
税金もガッサリ
持って行かれるんだな~~。
嫌だな~~。
どうやら法人を作ると
色々な節税スキームが
使えるみたいだから、
うちも法人化して
節税したほうが良さそうだな。。
・法人化したけど、
今度は法人税が取られるのか・・・。
法人税でガッポリ
取られるのがイヤなので、
経費で使えるものは
全部使って、
利益=全部自分の
給料(役員報酬)にしてしまおう!
そうしたら、
法人税はゼロでラッキー!
・うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~~。。。
でも自分の給料を
高くしすぎると、
個人の所得税や
住民税や社会保険料で
どえらい税金が
かかることがわかる。
・でも、出来るだけ
税金は払いたくないので、
新車を買い替えたり、
生命保険に沢山加入したり、
消耗品を爆買い
絵画等の美術品を購入したり、
六本木で派手な
接待交際を繰り広げ
会社の成長発展に繋がらない
消費を繰り返して、結局失敗する。
・役員報酬(自分の給料)を
それなりにもらいつつ、
法人税も払って
内部留保したほうが
いいことに気づく
・法人税を経費(コスト)と
考えられるようになる。
内部留保で貯めた資金を
未来の成長分野に投資していく。
このような段階になるまで
数年かかると思いますが、
法人税を必要経費として
考えられるようになると、
経営者の器が
ステップアップするのだと思います。
日本では税金は
最大でも利益の40%程度です。
利益以上に
税金を払うことは決してありません。
(※シンガポールだと、
税率17%程度になりますが、
生活コスト(衣食住)が
かなり割高です。
ある程度のマンションに
住むとなると家賃100万円/月、
日系(伊勢丹等)のスーパーで
お刺身を買おうとすると、
日本で1000円位の
マグロが3000円くらいします。)
節税をしているのに
資金繰りが苦しいと
感じてしまっている場合は、
「ガッツリ稼いで、しっかり納税する」
を意識して、
一度思い切って利益を出してみると
見える世界が
変わるかもしれません^^