こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
気温が低くなり、
冬の気候になってきましたね。
12月決算の会社にお勤めの方は、
今の時期からお忙しい日々を
過ごされているのではないでしょうか?
僕の会社は6月決算ですが、
事業展開として
■ 高利益の商品・サービスが多い
■ ストック型のリピート商品が多い
ので、どうしても、
ある程度の法人税の
支払いからは
逃れられそうにありません…
また、訪問マッサージの
保険収入については、
消費税は掛かってきませんが、
弊社の場合は、その他の売上に
全て消費税が掛かってきますので
これもやっぱりキッツイです…。
消費税については、理論的には
売上が上がった段階で
消費税分は頂いているもので
それを返す……と
頭で分かっているのですがね…。
会社設立から2年間は
消費税は免除されますが、
3年目以降に
消費税がドカンと来たときの
ショックから、
今では、税金支払い用として
別口座を用意して
準備するようにしています。
会社の経営をしていく中で、
やはりお金のやりくりの問題は
避けては通れません。
あなたは、
【勘定合って銭足らず】
という言葉を
聞いたことがあるでしょか?
経営や経理・財務を
少しかじっている方であれば
ご存知の方も多いと思いますが、
治療院関係の院長の
相談に乗っていると
【勘定合って銭足らず】の状態で
日々、大変な思いを
されている方が多いです。
治療院経営のスタイルの一つで、
院長が現場の事を取り仕切り、
経理を奥さんに任せているパターン
というのは多いです。
このパターンの多くの場合、
院長よりも奥さんの方が
治療院(会社)の資金繰り実態を
把握されています。
院長は、税理士さんが作ってくれた
決算書に一応は目を通しますが、
BSやPLなどは
理解不能という方が多いでしょう。
もちろん、
預金通帳や現金出納帳は
経理の奥さんに任せっきりで、
ほとんど把握していないのです。
こういう状況は
本当によくあるケースです。
こんな状況下において、
院長は、税理士が
作ってくれた決算書をみて、
”今期は黒字だから
節税しないと納税が大変だ!”
と指摘を受けています。
一方で、経理を
任せている奥さんからは、
月末や給料支払い日になると
いつもお金がない
お金がないと愚痴を聞かされ、
うんざりしていま
そこで、院長は奥さんに
「税理士から節税しろと
言われるくらい
うちは黒字なのに
なんでお金がないんだ!!」
そういわれ、
経理の奥さんは、
「そんなこと言ったって、
実際にお金が足りないのだから
仕方ない
こういったやり取りは、
そこら中であるかもしれません。
これは、
社長は損益計算書からの視点、
奥さんは資金繰りからの視
話をしている為に、
すれ違いが
起きてしまっているのですね。
いわゆる、
「勘定合って銭足らず」の
典型的なパターンです。
特に金融機関から
融資を受けている治療院は、
いくら1000万円の
黒字が出たとしても、
毎年の返済が2000万であれば、
預金通帳に現金は残りません。
「勘定合って銭足らず」に
ならない為にも、
・自分の治療院では、
いくら運転資金が必要か?
・資金ショートを
起こさないための
安全ラインはどの程度か?
といったことを
奥さんに任せずに
院長自身で
理解しておく必要があります。
そういうことが
分かっていれば、
安心して
治療院経営に取り組めます。
そして、
経営者である
院長の心が安定できれば、
間違いのない決断、
選択ができますからね^^