こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
今年も
鍼灸マッサージ師の国家試験の
開催時期が迫っています。
国家試験が終わったタイミングで、
4月以降の新たな
職場を探す新卒も多いので、
今のうちから
施術者の受け入れ準備などを
しておく必要があります。
それで、
今回は採用がうまくいっている
治療院の院長(オーナー)の
共通点についてお伝えします。
結論からお伝えすると、
「『採用は先行投資』と考え、
自院に合う人材を取りに行く」
ということです。
ところで一般市場において
あなたは、
採用についてどのくらい
お金がかかるのか把握してますか?
マイナビの調査データを見ると、
新卒・中途社員を
1人採用するのに、
平均で40万~50万ほど
かかる換算になります。
訪問鍼灸マッサージ業界においても
施術者の採用においては、
ある程度の
費用が掛かってきます。
人材紹介会社の場合は、
80~120万程度
フランチャイズ本部の
紹介の場合は、50万程度の
費用が発生することになります。
もちろん、ハローワークに掲載して
たまたま無料で採用が
決まるというケースもありますが、
有料媒体を活用した方が、
より早くよい施術者の採用に
つながる可能性はアップします。
採用についてはある程度の
コストは見ておいてほしいのですが、
あなたに考えて欲しいのは、
この施術者を雇った後の
長期的目線で
見た時のコストです。
施術者を採用して、
高齢者に喜ばれ、地域に貢献しながら
あなたの院の売上が
何倍にもなることを
期待するはずです。
例えば、月給25万円の正社員の
施術者を一人採用し、
10年間働いてもらうとしたら、
3000万円その人に
費やすことになります。
実際には給与の
他に費用がかかっていたり、
昇給も行われるのが普通ですが、
わかりやすくするために
一旦無視します。
よく「自分の給料の3倍を稼ぐ」、
ということが社員に求める
一つの基準であるといいます。
もし、この新しく雇った施術者が、
あなたの思ったように
働いてくれなかったとしたら。
あなたが得られるはずだった、
売上を上げることはできません。
しかも、自動車やバイクと違って
人間には感情があります。
思うように働いてくれない
状態を間近でみていると、
院長(オーナー)としては
腹が立ったり、
残念な気持ちになるかと思います。
そして、施術者側から考えても、
今の治療院を辞めて違う場所を
求めることにつながります。
結局、また新たに
人を採用する必要性が出てしまい、
お金と教育に対する
時間もかかるという
悪循環を生んでしまうことと
なってしまいます。
しかし、採用は投資という
意識をきちんと持つことで、
人材難の今の世の中でも、
あなたの治療院に
優秀な人が集まる土台を
作ることは可能です。
長期的にみて自院に
利益貢献してくれる人材は、
一体どんな人なのか考えて、
採用の方針や戦略を
立てることにつながります。
もちろん、オープン当初から
最高の人材を
ドンピシャで採用するのは
難しいところはありますが、
採用についての大きな方向性や方針を
持って対応する必要があります。
そうすれば、仮に
一人の採用に費用をかけても、
あなたの院には、
その何倍ものリターンが
返ってくるでしょう。
施術者を低コストで
採用する手法などについては
セミナーや個別の
相談会などでお伝えしますので、
お時間ある方はぜひご参加ください。