こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
訪問鍼灸マッサージの業界では、
2月、3月はヒトが
動く時期と言われています。
当院でも人材募集をしていますが、
専門学校3年生という
いわゆる新卒の方からの
お問い合わせが増えています。
過去に女性の
施術者の方から、
「2020年2月22日、
23日に国家試験を
受験する予定です。
御社への入社希望ですが、
面接などして頂ける場合は
23日以降にお願いしたいと
思っております。」
といったメッセージを頂きました。
僕も2005年に
鍼灸マッサージ師の
免許を取得しましたが、
卒業後の職場探しをしたのは、
2月末の国家試験が終わってからで
なので、もし人材が必要な場合は
今から求人媒体に出すなど
しっかりと
対策しておくことをお勧めいたします。
さて、4月以降から
独立開業をお考えの場合は、
職場や専門学校時代の先輩に
相談される方も
いらっしゃるでしょう。
ただ、この相談相手を間違えると、
色々と面倒なことになります・・・
実は、最近こんな相談が
ありましたのでシェアいたします。
—– Original Message —–
藤井先生
いつも大変お世話になっております。
藤井先生のセミナーに参加して
4月から独立開業を
しようと思っていました。
ただ、今の職場の先輩に
相談したところ
「同意書の取得が難しいよ」
「大手の訪問マッサージが
多くて競争が激しいよ」
「君には独立開業は無理だと思うよ」
という感じで独立開業を
反対されてしまいました。
職場では色々な
アドバイスを頂く先輩で
とても信頼している方の
助言なので
正直とてもショックでした。
確かに、同意書の取得や
ライバル院との競争など
大変だとは思いますが
可能性はゼロではないと思っています。
ただ、現在の職場で
自分よりも能力が高い
先輩が独立開業していない
という現実を見ると
実際は厳しいのかな?と
思ってしまいます。
—— End of Message ——
このケースは、
本当によくある事例です。
彼のミスは、
訪問マッサージで独立起業した
経験が無い未経験者の先輩に
相談してしまったことです。
おそらく、職場では
施術もコミュニケーションも
上手で現場の患者さんや
上司からも支持されている
先輩なのだと思います。
しかし、その先輩は自分で
独立開業したことがないのです。
先輩は自分自身で
起業したことがないわけですから、
自分で治療院経営をするという
現実を肌身で
実感したわけではありません。
確かに国家資格を
持った鍼灸マッサージ師が
訪問マッサージ・訪問鍼灸で
独立開業すれば、誰もが
安泰ということはありませんが、
実際に独立起業して雇われ時代の
2倍や3倍の収入を
得ている人がたくさんいるのも事実です。
”人の不幸は蜜の味”という
言葉がありますが、
独立起業に関する
失敗や悪い話は噂になりやすいです。
アイツはうまい話に
だまされて独立開業したけど、
結局、お客さんが取れなくて
今は深夜にアルバイト生活を
しているらしいよ、といった話は
人から人へドンドン伝わってきます。
反対に成功したという話は
伝わりにくいのです。
その職場内では、嫉妬心からか、
自分は月収25万なのに、
後輩の彼が独立開業して
月収100万も稼いでいるのは、
何か悪いことをして
いるからだという話は
来ることがあっても、
どうやって成功したのかという
プロセスや、成功ストーリーが
話題になりません。
その理由は簡単です。
職場の先輩にとっては
あまり面白くない話だからです。
今回、相談した先輩が
独立開業を止めたほうがいいと
止めたのは
親切心からだと思いますか?
少し疑った見方をすれば、
どこかで嫉妬心が
働いていたかもしれません。
同じ職場に勤めていた後輩で、
自分よりも施術や
能力が劣ると思われる彼が
万が一、成功したら悔しいという
感情もゼロではないでしょう。
例えば、、、
「俺は30代半ばで、
妻も子供もいるから
大きなチャレンジはしに
お前は、20代で独身で
実家暮らし。
何も失うものがないから
好きなだけチャレンジできる!
年齢も施術能力も低い
オマエが成功しちゃ、
立場的に困るんだよ!
といった風に。
相談相手を間違えると
このようなケースに
陥る事が多々あります。
その一方で、独立開業して
成功する人は、既に独立開業して
月収50以上稼いでる人に相談します。
僕は、以前セミナーに参加していた
学生さん(3年生)から
直接相談をしたいと頼まれて懇親会で
隣に座ったことがあります。
すると彼は、僕が執筆した
”訪問マッサージ 開業マニュアル”を
カバンから取り出して、
このマニュアルを読んで
自分も卒業後は
訪問マッサージで
起業する決意をしたと言いました。
そして、そのマニュアルには、
付箋がいっぱい貼ってあり、
文書には蛍光ペンで
何が引かれていました。
それだけ読み込んで
もらっていることが分かると
著者である僕自身もとても感激して、
普段は有料で教えているの内容なども
気持ちよく話してしまいました。
独立開業の経験がない
職場の先輩達たちと
独立開業に関しての
相談をしたとしても
あまり良い解決策は出て来ません。
相談する相手を間違えると、
ただ後悔するだけなので、
自分が目指してる道で
成功している人に
お金を払っても相談する。
これこそ独立起業で成功する
最短の近道になります。