『オレだよ。電車で財布落としちゃって~』

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

「なんか、昨日の夕方
 変な電話が
 掛かってきたのよ~~」

と、患者さんが
おっしゃっていたのですが
どんな内容だったか
聞いてみると、

「オレだよ。
 電車で財布落としちゃって
 鉄道会社から
 実家に電話が来てない?」

といった話だったようですが、
息子もいないし、孫にも
男の子がいなかったので
すぐに電話をきったそうなのですが…。

ニュースなどでよく話題になる
老人に対して
掛けられる不審電話って
昔も今もなくならないですね。

実は、この不審電話って
年配の方は一定数、
対応をしたことが
あるものだそうです。

↓↓↓

—- Original Message —–

「不審電話」70代の半数が経験
 振り込め詐欺、還付金詐欺も」

昨今、闇バイトを通じて
出会った若者たちが、
次々と高齢者を狙った
特殊詐欺や強盗に手を染め、
世間を不安にさせている。

しかし「うちの親は大丈夫」などと、
どこか他人事だと
捉えている人は少なくないだろう。
そんな人々を
警戒させるデータが発表された。

自宅で不審な電話を
受けた経験があるかを質問すると、
全体で36%の人が「ある」と回答。
中でも70代が最多の51%となり、
半数超が過去に
不審な電話を
受けていたことが分かった。

これについては
「家にいる時間が比較的長い」
「家に固定電話がある」など
高齢者特有のライフスタイルも
影響していると考えられる。

—— End of Message ——

70代は全体の半分以上の方が
対応をされたことがある、という
データにとても驚きました。

このように、固定電話に
不審電話が掛かってくること。
また、それにお年寄りが
応対していることは、
比較的多いということが分かります。

自分の大切な家族達(祖父母)や
高齢の患者さんを
不審電話から守るためには
どうしたら良いのか?

僕が考える対策を
2つお伝えします。

1.日常的コミュニケーションを取る

え?そんなことで?と
思うかもしれません。

ですが、考えてみてください。

もし今、家元から
離れて暮らしていて
数年間家に帰っていなかったら…。

祖父母と話したのが、
もう何年も前だとしたら…?

家族のことだとは思いますが、
人間はしばらく
特定の人の声を聞いていないと
その人の声を忘れてしまうものです。

特に、お爺ちゃんお婆ちゃんは
記憶力が段々と
鈍くなっていくものです。

その時に、久しぶりに
「俺だよ!孫の〇〇!!」と
電話が掛かってきたら…。

本当に孫のあなただと思って
対応をしてしまうかもしれませんよね。

そんなことにならないよう、
日常的にコミュニケーションをとって
自分自身のことを
思い出してもらうこと。

これも、立派な不審電話対策の一つです。

2.不審電話は、日常的に
 あり得るということを伝える。

これも、防犯対策の一つです。

というのも、オレオレ詐欺などに
「自分は絶対に引っかからない!」
「そもそも、この家に
 そんな電話掛かってくるはず
 ないだろう!」と
タカを括っているお年寄りも
一定数いるはずです。

そのため、もし必要であれば
高齢者住宅新聞さんの
データを活用して

「不審電話は、こんなに
 大きく掛かってくるから!

 気を付けてね!応じちゃダメだよ!!」と
説明をすることも、対策の一つに
なることでしょう。

大切な家族を守るために、
対策出来ることはしっかり行って、
騙されない環境作りを
行うことが、大切ですね。