サ担会への参加要請

こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
https://twitter.com/fujiihf2001

あなたは、”サ担会”って
ご存知ですか?

これは
「サービス担当者会議」の
ことなのですが、
サ担会への参加を
要請されたことはありますか?

訪問鍼灸マッサージを
やっていると、懇意にしている
ケアマネさんから、
「来週のサービス担当者会議に
 参加して頂きたいのですが、
 可能でしょうか?」
といったオファーを
頂くことがあります。

そもそもですが、
サービス担当者会議って
ご存知でしょうか?

ご存じない方の為に
簡単に説明すると、
介護保険の利用者さんの
ケアプラン作成のための
話し合いのことで、ケアマネさんが
主催となって開かれます。

参加者は利用者さん、
ご家族、ケアマネさん、
ドクター、看護師、
理学療法士、デイサービス施設長、
訪問入浴担当者、福祉用具の担当者、
介護ヘルパーさん、介護タクシー担当者など、
通常は5~10名程度になります。

訪問マッサージ・鍼灸の
場合は、介護保険ではなく
医療保険のサービスなのですが、
週に2~4回程度の
施術を行っており、
利用者さんの体の変化なども
分かるケースが多いので、
ケアマネさんから
参加依頼のお声を掛けられることも
しばしばあります。

そんな介護や
医療の担当者が集まって
何を会議するのかというと、
目的は主に次の3つです。

1:利用者のより
  良いサポート体制を整えること

参加する人は、利用者の
より良い支援をする為には
どうすればいいのか
という確認が重要になります。

また、現在
利用者さんが利用している
他の業者さんの
サービスを知ることで、
色々な側面から
利用者さんの
要望を把握することができ、
総合的に利用者を
サポートすることが
可能になります。

2:業者さん同士のサービス内容や
  事業内容などを知り、理解を深める。

同じ地域で活動しているけど、
他の介護サービス業者さんが
どんな仕事をやっているのか
意外と知らないものです。

会議の中で
お互いのサービス内容を知り、
利用者さんに対して、
何を具体的にできるかを
把握しておくことも重要です。

3:現状サービスの問題点などを
  明らかにし、新たな展開に繋げる

ケアマネさんを始め
各業者さんの具体的な
ケースを検討することで
サービスの不備な点や
足りない部分が見えてきたりします。

現在のサービス体制は
本当にベストなのか?
具体的ケースから、
現在の課題をも引き出し、
利用者にとってさらに
良いサービスへ結び付けていきます。

そんなサービス担当者会議の中で、
鍼灸マッサージ師に
求められる意見としては、

・現在、体のどの部分に
 痛みがあるのか?
・歩行状態はどうなのか?
・治療回数頻度は適切か?
・今後、どういった治療を
 していけばより
 良くなっていくのか?

などなどです。
現状の課題と
今後の具体的対策を
しっかり言えれば問題ないと思います。

サービス担当者会議の中で、
あからさまな
営業は敬遠されますが、
軽く挨拶程度で
プロフィールや名刺などは、
参加した業者さんのことを知る上でも
大切な事なので
遠慮なく行ってOKです。

また、鍼灸マッサージ師が
サービス担当者会議に
呼ばれるということは
ケアマネさんからの
信頼の証の1つです。

ケアマネさんからの
信頼を損なわないように、
鍼灸マッサージ師として、
在宅で出来る限り快適に
過ごせるよう患者さんはもちろん
ご家族の方の負担を少しでも減らし、
いきいきと生活して頂けるように
全力で施術を行っていくのが
大切になってきます。