施術者の連鎖退職

こんにちは、
日本訪問マッサージ協会の藤井です。

「ヤバイです、、、
 施術が次々に
 辞めるって言うんです。
 何とか説得しているものの、
 このままでは経営が
 成り立たなくなりそうです。
 どうづべきでしょうか?」

そんな切実なご相談を頂きました。

訪問治療院の院長を悩ませるのが
施術連鎖退職です。

1人が辞めると、
2人、3人と
次々にマッサージ師が辞めていく。

「求人費をかけてやっと採用したのに、
 一体うちの治療院で
 何が起きているんだ…」

そう頭を抱える院長も少なくありません。

実は、この連鎖を引き起こす原因は
組織内に
隠れていることがあります。

院長の見えないところで
連鎖退職を引き起こす
問題社員は
大きく3つの
タイプに分類されます。

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1:仕事(施術)はできるが、裏で毒をまく
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様やケアマネジャーからの評判は良く、
担当件数も多い。だから院長も強く言えない。

しかし、一歩事務所に戻ると、
または裏のLINEグループで、

「うちの会社は給料が安すぎる。
 全然、昇給もしない。」

「社長は無資格だから
 現場を分かっていない」

と周囲のスタッフを煽り、離
職マインドを植え付ける。

恐ろしいことに、
本人はそれだけ文句を言いながらも
なかなか辞めないという
かなりヤッカイなタイプです。

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2:常に被害面をして「患を私物化」する
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「自分はこんなに頑張っているのに、
 会社は評価してくれない」

そう不満を漏らし、社内に
不満分子の会を作るだけならまだしも、
施術中のベッドサイドで
様やご家族に向かって、

「もっと長い時間の施術
 必要な症状なのですが、
 会社の治療方針が厳しくて、
 これ以上丁寧な施術ができないかも…

などと言い含め、
会社を悪に仕立て上げます。

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3:不都合な情報を遮断し、新人を潰す
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自分のポジション
(優良な患の担当権など)を守るため、
優秀な新人や、素直に会社の方針に
従うスタッフが入ってくると、
意図的に冷遇したり、嘘のルールを教えて
早期退職に追い込むよう
タイプの施術もいます。

経営陣には
「あいつは能力が低くて使えません」と
嘘の報告を上げます。

訪問鍼灸マッサージは
院長の目の届かないところで
行われる「密室」のビジネスです。

施術が外に出てしまえば、
経営の目は届きません。

こうした人物が1人いるだけで、
真面目なスタッフの心は折れてしまいます。

最悪のシナリオは
「患様数十人を
 引き連れての集団離職して
 隣町で自分たちで
 訪問治療院を開業する」という
治療院の崩壊を迎えることになります。

では、経営はどう対処すべきなのか。

資格があるから、
売上を上げているからと、
1人の「毒」を放置してはいけません。

大切なのは、こうした人物を
早く特定し、影響力を奪うことです。

・担当患を定期的に
 シャッフルする(ローテーション)

・売上だけでなく協調性
 (チーム力アップ)を測る
 「評価制度」で厳格に対処する

・患様や施設への「直接アンケート」で
 現場の毒を検知する

ただ、こうした仕組みを整える前に、
まず院長自身が
「見ようとすること」が一番大切です。

問題が起きているのに
「まさか、あの施術に限って」
と目を背けてしまうと、
手を打つのが遅くなります。

連鎖退職は、気づいた時には
もう手遅れということが
少なくありません。

しっかりと足元を固めて
強固な組織を作っていきましょう!