こんにちは!
日本訪問マッサージ協会の藤井です。
最近の若い施術者は、
独立開業を目指す人の
割合が減ってきたと言われています。
僕らが20代の時は、
「独立開業して夢の年収1000万」
というのがありましたが、
最近はゆとり?さとり?教育の
影響もあるのか、
そこまで、お金に執着がなく、
どちらかというと、
仕事以外のプライベートの時間を
充実させつつ、無理のない範囲で
活動したいという
ニーズが増えているようです。
ただ、そんな風潮の中でも
20代や30代前半の
若い鍼灸マッサージ師でも
向上心を高く持って独立開業する方もいます。
先日、M先生という
20代の鍼灸マッサージ師さんと
お会いする機会がありました。
M先生は、開業当初に
当協会が発刊したマニュアルを
ご購入いただいたんですね。
今では訪問マッサージを始めて、
かなり成果を出している先生ですが、
一般的にひとり治療院の院長先生が
訪問マッサージ・訪問鍼灸の事業で
成功すると、収支として
どのくらい手元に毎月や
毎年で残るかイメージ付きますか?
そこで、ひとり治療院で
上手くいっているM先生に、
売上や収支について聞いてみたところ、
スタッフは自分一人という
状況でスタートして、
現在は、
・患者数が35名
・月商が104万円
になっています。
月の収入が104万に対して、
支出はどの程度かというと、
(治療院の経費)
・施術用具:1万円
・ガソリン費:2万
・通信費:1万
・その他:1万
(生活にかかる経費)
・家賃:5万
(築21年のワンルームアパート)
・食費:4万
・その他生活費:5万
______________
支出合計:19万
収入(104万)- 経費(19万)
=実際の手残り(85万円)
ということで、
現時点で、毎月安定して
85万程度の現金が
銀行通帳に積み重なっているわけです。
(※この時点で税金のことは除きます)
このように施術経験も豊富でない
20代の施術者でも
このような成果を出せるので
訪問鍼灸マッサージの独立起業は
リスクとリターンが
バグっていると言えます。
一般的な店舗を構えての開業であれば、
準備金として1000万円程度用意して、
物件取得費、敷金礼金を支払いが必須、
そして集客のための
広告は多額の費用がかかります。
一方で、訪問鍼灸マッサージの開業であれば
自宅の4畳半を拠点と出来るため
家賃が掛からない。
自転車と手ぬぐいがあれば
スタートできるし、
ケアマネさんと仲良くなれば
無料(タダ)で
患者さんを紹介してくれるので
広告費も必要ない。
後は、思い切ってスタートして
6か月~12か月、駆け抜けてみる!
気づいたら1年後には、
収入(104万)- 経費(19万)
=実際の手残り(85万円)
が十分達成できる可能性があるのです。
もはやノーリスクでしょ!
せっかく専門学校で3年間学んで、
国家試験も受かって、
そのために学費等に500万円も
自己投資したのだから
回収しないと勿体ないです!
話は戻りますが、
M先生の良いところは、
今現在の売上や利益に浮かれないで
貧乏時代と
同じような生活をしている点です。
パッと見たら、M先生が
1000万以上稼いでいるなんて
絶対に見えません。
(ジャージでコンビニに買い物に行く
若いフリーターにしか見えません^^)
彼はもともとは、卒業後に
入社した地元の整骨院で
働いていました。(手取り18万円)
そんな若い鍼灸マッサージ師でも、
やることをしっかりやれば、
このような収支が実現できるわけです。
若い世代の鍼灸マッサージ師でも
開業資金を掛けずに
自転車と手ぬぐいだけ用意して
独立開業して、
やるべきことをやっただけで、
安定して月商104万(手残り85万)
という数字を残すことが出来ています。
おそらく、年間で予想される
手元に残る金額は堅く
予想して1000万円くらいは
残ると予想できます。
更に、スタッフを雇って
患者さんを増やしていけば
更に喜ぶ人が増えていくことでしょう。
高齢社会で、在宅でのリハビリの
ニーズが急増している日本各地で
こういう訪問型のスタイルで
若い世代の普通の鍼灸マッサージ師が
実際に実現しています。
今、訪問マッサージ・訪問鍼灸で
成果が出ていない人と、
月100万以上の成果を出して
成功している人との差は、
正しいことを
やっているかいないかだけの差です。
鍼灸師、マッサージ師のほかに、
柔道征服の国家資格や
PT・OTなどのリハビリ系の
国家資格を持っているとか、
猛烈に勉強してきたとか、
何年にもわたって
経験を積んできたとかという点は
あまり関係ないわけです。
鍼灸マッサージ師であれば、
誰でもこのような手残りは
実現できるので、
正しい知識やノウハウ、
情報量を活用して
ガッチリと成功して頂きたいですね。